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新年明けましておめでとうございます。
今年も皆様にとって明るい年になりますよう精一杯お手伝いさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
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今回は加齢住宅・ユニバーサルデザインがテーマです。
家をつくろうと考えている読者の皆さんは、おいくつになられるかわかりませんが、是非、長く住み続けられる家づくりをしていただきたいと思います。
あるデータによれば戸建住宅は20数年でとり壊されているということですが、古民家を引き合いの出すまでもなく、明治、大正の建物もたくさん現存し、今でも実際に住み、使われているものもあります。
これから新築される方も、孫子の代まで50年以上、住み続けられるだけの家づくり(100年住宅)を考えるべきだと思います。
これからの家づくりの基本は、赤ん坊から老人まで、誰もが上手に気持ちよく住み継いでいける家づくりを目指すことです。加齢という言葉の意味は、青年が歳を重ね、壮年になっていくことを意味します。
老年期を迎えたとき、人生の最良の日々を過ごせる住まいが理想です。人生最大の花を咲かせる時期こそ大事にするべきです。
誰もが病院や介護の施設に入りたいとは望んでいないはずで、皆、自分の家で最後まで生活したいと考えるのではないでしょうか?
私はそのような人間の尊厳を大事にした家づくりをめざすべきだといつも思っています。
ただし、そういった家づくりをするためには、バリアフリー住宅の様々な設計上のテクニック、ルールが尊重され、採用することが求められます。例えば、床面がフラットであったり、手摺りを要所につけたり。さらに、車椅子で通りやすい広さ、開閉しやすい建具を使用するなどの方法があります。
基本は「動きやすく、つかまりやすく、何でも自分でできる」ような家をつくることでしょう。しかし、必ずしも全ての人が車椅子を必要とはしないように、将来、必要となった場合に対応できるプランにするということが前提です。
様々な補助用の機器が使用される家づくりが検討されるべきですが、ユニバーサルデザインの設計手法である次の7点について意識し、家づくりを進めることが基本となります。
1、公平性 誰でも公平に使用できる。不利がない。
2、自由性 使う上で自由度がある。
3、単純性 使用方法が簡単で直感的にわかる。
4、情報理解性 必要な情報が即座、直感的に理解できる。
5、安全性 デザインが原因となる危険性がない。
6、省体力性 使用するのに無理がないこと。
7、空間確保性 使用するのに大きさ、広さが適切であること。
参考 16 林住期こそが人生の頂きだ 9月14日
20 歳はとりたくねえもんだなや! 9月18日
後篇に続く。
さて、“住まいの寺子屋の小冊子”が、
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