実家暮らしだったの 窮屈だったけど楽チンな
結婚してステキなおかあさんになりたい
そう思ってた
爪を切るのはその方が好きだし
イヤリングもペンダントも
引っ張るからあなたがいないときに身に着ける
あたしおかあさんだけど
眠い日はゆっくり起きる
あたしおかあさんだけど
好きなケーキは譲らない
あたしおかあさんだけど
新幹線には興味ない
あたしおかあさんだけど
あなたより自分のことばかり
あたしおかあさんだけど
あたしおかあさんだけど
今だって痩せてるよ
結構スタイルいいつもり
好きなことして好きなもの買って
好きなところに行って好きなもの食べるの
全部子どもばっかでもいいけど
甘いカレーは好きじゃないから作らない
わたしはわたしの観たい番組が観たいから
壮絶なるチャンネル争い(たまにおとうさん含む)
あたしおかあさんだけど
あたしおかあさんだけど
苦手な掃除はおとうさんにおまかせ
あたしおかあさんだけど
いつもキレイでニコニコしてたい
あたしおかあさんだけど
いい母親像はもう捨てた
あたしおかあさんだから
あなたがいてあたしがどれだけ幸せか
それをあなたにみせるのが
わたしの仕事
昔に戻れても戻れなくてもそんなことはどうだっていいんだ
いまはあなたがいる
ただそれだけのこと
あなたを預けてミスチルのライブ行くし
自分のための服もメイク道具も買う
いつも自分らしくあるために
好きなことやめる?やめない?
枠を作る?その中から出る?
自分で選べる自由を
あなたはくれた
あなたも自由に生きてほしい
あたしおかあさんだけど
あたしを諦めない
あたしおかあさんだけど
あたしを辞めたくない
あなたに自由をあげたいから
あたしおかあさんだから
あなたにいろんな世界を見せたい