突然だが、ここでWikipediaに紹介されている桑田先生の作品目録について、仮に僕が手を加えると…
海外ドラマのコミカライズとして『インベーダー』と『バットマン』
海外ドラマが好きな僕としては、インベーダーは特に個人的にも見たい作品で、結末も含めて全てを見たいと今でも思っている。
また、バットマンのロビンもこれまで様々な漫画家先生が描かれてきたが、桑田先生が描かれたキャラが、海外の一番オリジナルに近いキャラクターに仕上がっている。
桑田先生が独自の世界観に籠る最初の作品が『ミュータント伝』
この作品は不評よりも、出版社も読者も困らせたほどのトンデモ作品だった。
少年マガジンで連載され、KCコミックも既に存在していたが、講談社から刊行されず、朝日ソノラマから出版されたほどだ。
また、昭和40年代の作品なのにかなりの高額で今も販売されているのは、希少性故にである。
話の中身は一切言わない。
ただ、タイトルと中身、そして着地点がこれほど読み手の想像を良くも悪くも裏切るとは…が僕の感想である。
桑田、平井両先生の最高峰作品『デスハンター』
人間の本質を問う問題提起作品。
これを小学校の時に僕は読んでしまい桑田ワールドに足を踏み込む…
愛する者を『人間でなくなったから』の理由で、殺そうとするも殺せない主人公…
恋人の死をきっかけに、主人公も自分で気付かないほど性格が変わり、彼がたどり着いた終結とは?嗚呼…
のちに平井先生の手により『死霊狩り(ゾンビーハンター)』として小説化にもなる。
不屈座のコアの片鱗が見え隠れする作品でもある。
その他これだけは最後に…『怪奇大作戦』と『ゴッド・アーム』
怪奇大作戦は言わずも知れた円谷作品の真骨頂。
なのに最後は桑田先生のオリジナルエピソードを盛り込み、全く他作品と同じスタンスに見えてしまうとは…
桑田先生が脚本した怪奇大作戦を見たいと思うのは僕だけだろうか?
ゴッド・アームは原作がまさかの梶原一騎先生(爆)。
というか、梶原先生これSF作品ですよ…(苦笑)。
おそらく梶原作品の中で唯一の異色SF作品になるのだろうか?
見事に梶原イズムと桑田イズムが溶け込んでいる奇跡的な作品。
桑田先生が完全に世間から忘れ去られた決定打作品『マンガエッセイでつづる般若心経』
これ以降は桑田先生がコッチ系にドップリ浸かり、さすがの僕もごめんなさい状態。
これ以降の桑田作品は一切見なくなった…
つづく