幻の天才漫画家桑田次郎(その12) | 不屈座のブログ

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男と女の関係なんて当事者同士以外誰も分かるものではない…

が、僕の個人的な男女間のルールの考えだ。

だから、桑田先生の拳銃不法所持における二人のトラブルについては

桑田先生が普段から彼女に対してワンマンぶりであったとも言えるし、逆に彼女の気が強く、桑田先生は自衛のつもりで持っていたのかもしれない…

『そうかもしれない、でも違うかもしれない』

この辺りは結果だけで見れば、様々な捉え方が各々出来ると思う。

これを聞いた当時もそして今も僕の感情は一緒で

桑田先生らしいなぁ

である。思えば昔の漫画家で、桑田先生ほどストイックな漫画家を僕は知らない。

昔の漫画家は豪快なエピソードが満載だったが、桑田先生に関しては繊細な感情の持ち主であり、だからこそ内に籠る人だったのかもしれない…

ただ、残念に思うのは桑田先生と彼女の二人の間にコミュニケーションは、果たしてどのくらいあったのだろうか?

おそらくだが、そうあまりなかったのではないか?

だからこそ、本来なら二人でケンカをしたりして乗り越えられるはずが、話はいきなり飛躍して警察が介入してくる…

ちなみにこの事件を起こしてからも、桑田先生は平井先生と以後もタッグを組み別作品をいくつも発表している。

また、これより後年にアニメ版月光仮面の放送に伴い、それに準じて別冊少年キングでも月光仮面の短期連載が始まった。

この時、川内康範先生は再び漫画執筆者を桑田先生に指名し、桑田先生はその指名に見事応えている。

そんな感じで、桑田先生はいつでも誰からも人気のあるホントの超一流漫画家だった。

だが、桑田作品の質はこの拳銃事件を境にガラッと変わっていく。

それは桑田先生が意識してなのか?それとも無意識なのか?

その答えは…?

意外なことに更に後年、別のエピソードで判明したのである。

つづく