幻の天才漫画家桑田次郎(その11) | 不屈座のブログ

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前述を繰り返すが講談社の少年クラブの休刊が、結果的に桑田先生へ新作を発表するきっかけとなり、そこで誕生した作品こそがエイトマンだった。

そしてもしも講談社が少年クラブの休刊理由を桑田先生のせいにして、ホントにトラブルになっていたら

エイトマンはこの世に生まれていない幻のコンテンツ

になっていただろう。だからある意味、少年クラブの犠牲により誕生したのが、エイトマンであると僕は考えている。

そしてエイトマンは週刊少年マガジンに連載したことにより、ここに来てようやくライバルの週刊少年サンデーと発行部数の差が縮まるのである。

ただし、差が縮まるだけであり、逆転までには至らなかった。

逆転をしたのは、これも巨人の星の連載開始後であり、桑田先生はあくまでも陰の功労者だった。

そして桑田先生は拳銃不法所持の逮捕で、一瞬のうちに全てを無くしたと言っても過言ではなかった。

桑田先生が拳銃を机の中に入れていた理由…それは一体?

今からの話は、僕の知人の桑田ファンが桑田先生から直接聞いた言葉である。

それを知人の桑田ファンから僕は聞いたのである。

ただし、僕は桑田先生の自伝『走れエイトマン』を拝読していない。

だから、この話は整合性の確認はしようがないのだが、桑田先生の話をした以上、僕は僕の知っている桑田先生情報を全てを話そうと思う。

さて、肝心の拳銃だが、それは桑田先生が自殺用に購入したモノだった。

その自殺をしたくなるほどの理由とは、原稿の締め切りの苦痛感から逃れることだった。

ちなみに桑田先生は当時交際していた女性or奥様のどちらかがいたのだが、あくまでも自殺をするのは自分だけであり、この女性を道連れに…とは全く考えていなかったそうだ。

ところが、相手の女性の方はそう思わなかった。

ある日、掃除にと桑田先生の机の中を見て拳銃があることに驚き

私は殺されてしまう…

と解釈というのか、早とちりをしたのである。そしてこの女性のリークにより、桑田先生は逮捕されたのが、僕が聞いた逮捕劇の舞台裏だった。

つづく