しかし、それもこれも全ては出版社が評価してくれて始めてスタート地点である。
返事が1ヶ月もないのは、当社では取り扱う考えはありませんになるのだろうな…
打ち合わせをしているにも関わらず、ふと感慨にふける僕、現実に戻って…
自費出版本になったのだから、商業本とは認められず、更に販売料金を下げなければならないかもしれないのか…
ワンコインか?100玉か?
ああっ、つくづく僕は商才がないよな…
いくらボランティアとはいえ、自分が食べられないほどまでして他人に尽くすのはちょっとおかしいのではないのか?
それでなくても全国各ホールへの交通費も自腹なのに…
でも、仕方ない。もしかしたら『CRフィーバークィーンZERO』を見た一般出版社の誰かが、是非ともウチで新しくボリュームがある本にして出してみませんか?と言われたら…
その日が全国デビューの手掛かりの日になるじゃないか!
それは念ずれば道が広がるはず…
もうしばらく夢を追いかけたっていいじゃないか…
商談の打ち合わせのはずが、時間が経過するにつれ、僕はいつの間にか妄想が頭を支配しつつあった。
結局、販売価格については400円と500円の2種類をまず作ってもらうことに落ち着いた。
そして損益分岐点というか、この金額なら何冊販売するか?によって利益が生まれるのか?
そのシュミレーションもして下さることも決まった。
そのシュミレーションを見て、赤字が酷いようなら定価を600円とかにしなければならないかもしれない。
定価の設定は共同印刷にとってはいくらにしても、自分の懐が痛まないだけに、ここは今でもある人物からの的確なアドバイスが欲しいと思っている。
つづく
※この日の出来事は全てノンフィクションです。
不屈座