
STが主流になりつつある当時に、確変機の本格的な尖った機種としてデビュー。
しかし、北斗の後釜になることなく、一定層のファンにしか支持されなかった。
僕が後日、開発の人間とベルセルクの反省材料の話をした際に
慶次と違い、戦いの舞台を夜にしたことと
2種類の敗北(確変終了)パターン
を搭載したことが原因かも?と言われた言葉が忘れられない。
慶次と差別化は成功したのに、それが稼働寿命を縮めたのかと思うと、何とも皮肉と言わざるを得ない。
通常時は明るい景色で展開され、確変中の夜背景はコントラストとして、僕は全然問題ないと思ったが、パチンコ機の確変中というのは
画面が明るい方が良い
のだろうか?

CRグラディエーターエボリューション以来の透過液晶機種であり、透過液晶の弱点のカバーとして、AKB人気No.1の前田敦子の主演映画と同時期にタイアップと…それはもう
人気間違いなしの包囲網
をしたにも関わらず…結果を出せなかった機種。
敗因の原因は透過液晶と開発側は見ているが
僕としては、擬似連なしの機種という斬新なアイデアが、返って足を引っ張ったように思えた。
時間効率があまりにも悪く、画面を見てもぼんやりとした雰囲気が通常時のいつまでもの演出と見えてしまい…う~んと思い結局1度しか実戦せず終いだった。
しかし、後日思わぬ形でこの機種の弱点を知ることになった。
AKBの前田敦子大ファンが初めてクロユリ団地を打ってその感想を聞くと
実写としてのあっちゃんが見たいのに、見たくないあっちゃんばかり見せられてイヤになった
と手厳しい意見と共に彼は二度と実戦していない。
そうなのだ、開発で怖いのは
成功を狙って投げるボールのようであり、投げたボールは必ずキャッチャー(パチンコユーザー)に受けてもらえるとは限らないところにある。
それは、本来どのメーカーにも言えるんだけど、京楽はそこにコスパを無視しての商品展開が多いだけに…その悪い方の反動が、非常に心配になるよ。
next