そして…長野市長が実際に政治家を目指すのは、20代になってからだ。
しかし、10代に自分が見た別府市の実態を、自分の手で何とか改善したいと思っても、それは何ら不思議ではないだろう…
現にナマポリスの前身となる
別府市職員による巡回調査
は去年は1回だけだったが、今年は2回の実施と担当者を増員すると
長野市長は、2016年1/29の定例会見で明言していた。
また、その際には生活保護受給者のパチンコホールの出入りについても、チェックして強化態勢を検討したいとも述べていた。
現在、別府市の誓約書への署名については
『生活保護の受給者は支出を節約し、生活の維持・向上に努めなければならない』
という法律の条文に基づき任意で行っている。
ただし、これ自身が別府市の生活保護支給の条件にはしていない。
あくまでも任意である。
だからこそ、これを今まで生活保護受給者側が破り続けたからこそ!
現在のナマポリスの前身が去年に誕生したのである。
別府市では、人口に占める生活保護受給者の割合が、3.3%近くあり県内の自治体データとしては、最も高く出ている。
つまり別府市には、ナマポリスが誕生する背景も理由も存在したのである。
長野市長は「生活保護受給者がパチンコなどのギャンブルを行うことは、市民感情としては許されず、支給の停止などを含め行政としてしっかり判断していきたい」と
ブレない目標
を述べている。実際に別府市職員による巡回調査(ナマポリス)の監視は、去年には9人を摘発し、彼らに対して1か月~2か月分の生活保護費の支給停止を執っていた。
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