アルツかよ!と一人ツッコミしながら、なおもダブルライディーンを打ち込む。
しかし…スーパーリーチどころか、リーチすらかからない台だな、こりゃ…
と、半ば後悔が襲う頃に、初のスーパーリーチがかかった。
ホールのポップを確認すると、敵とのVSリーチなのだが
信頼度が1
しかない期待ハズレのリーチだった。
ところが、これがまさかの大当り
だった。高尾は、これが魅力なのは分かっているけど…気持ちを傾けたら、しっぺ返しがあるからなぁ(笑)と、一人ツッコミしながら時短中を消化する。
すると、まさかの時短中の大当りを体験!
ようやく本領発揮のSTに入るも
これが、まさかのスルー(泣)
ああっ、今、僕は
ST当たらない病
にかかっているわ…
いつになったら回復するんですか?と台に呟いていたら…
STが終わっても、電サポ目掛けて玉を打っていたら
電サポ消化の最後の1回転がまさかの大当り!
しかも16Rゲット!
なのにSTは、またもスルー…
またかよ!と、深い、ため息を吐き、フィーバークイーンに目を移すも、当然ながら同じ客が、実戦をしていた。
しかも、大当りは既に10回を越えていた。
まだ、1時間も経過していないのに、大当り10回はスゴい!
やっぱり爆発力は、本物のハズ…
そこは業界人の観察力らしく、冷静に分析しながら
朝のグズグズした自分の行為を大いに後悔した。
いや、今は実戦という、お仕事の時間なんだ、と自分を奮い立たせ、ようやくダブルライディーンに没頭した。
しかし…先程同様、いつまで経ってもリーチが、かからなければ、スーパーリーチにも発展しない。
こんなに重たい台なのか?
それとも僕のヒキが弱いだけ?
初めての台は、判断材料が少ないだけに、不安感は確かにあるのだが
オラ、それ以上にワクワクするだ
と
絶対パチンコにならないキャラクター
のごとく、今の自分を楽しんでいた。
そして通常時を200回転以上回してようやく
突時
の出玉なし時短37回転の大当りをする。
ざっと計算すると、3000発使って
電サポ
の権利を得ただけ…
次の大当りの出玉の保証はなし。
あ~、まさに僕の人生らしい大当りだよなぁ~と、自嘲しながら時短を消化していく。
ダブルライディーンは、電サポ中、演出がなければ、1回転の消化がメチャクチャ早い。
瞬く間に、残り10回転が近付き、今回もスルーの覚悟を決めた…
その時だった。
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