なぜ、不可解な現象が生じるのか?
それは…
ST中の大当り確率が1/8.78であることが
深く
関係します。
要はSTになったのならヘソ保留は消化しないに限るし、仮に消化しても、まず大当りしない当選確率が望ましい
この大意が理由で、V-ST機(のほとんど)は
ST中の大当り確率は、ST1回転目で、まず大当りしませんよ的な
トラブル回避の役割も備わり大当り確率の分母の数値が(非常に)高いのです。
ところが、甘デジだと大当り確率の分母の数値が低くなりますから、当然ながら1回転目で大当りする確率も高まります。
皆さんは、お気づきでしょうか?
業界初のV-STの甘デジを手掛けたのが、奥村のCR三姫繚乱であったことを…
あれは一種二種混合機だから、このようなトラブルを招きませんでした。
しかし、普通機のように、大当り確率の1/10のV-ST機種が将来販売される場合…
何らかの対策をしてから発売しないとトラブルを呼ぶのではないのか?
折しも黄金ハンターモード中の演出は、全5回転において
警告音
が鳴るのですが、その音に演出としての意味は、タイムリミットとしてしかなく、不快音に近かったのが、個人的に残念でした。
演出そのものはリメイクした内容になっており、初代を打ち込んだ僕もニンマリとするだけに
あの音は蛇足だ
と思わずにはいられませんでした。
話が脱線したので戻しますと、メーカーが甘デジのV-ST機で大当り確率が通常確率の1/10の場合
大当り中に電サポが開放し
ST1回転目の消化が、ヘソ保留にならないように対策を講じるべきなんです。
京楽は、これをCRコンバトラーVで、対応しており、既に全メーカーが対応策を講じているものだと思っていました。
でも、奥村はそれが出来ていなかった…
ただし、奥村はそれに対する
最大限のフォロー
をしていました。
実は、問題の
ST中の1回転目で、ヘソ保留が、6R通常で当選した場合
バカンスモードに移行しても、本来ならば40回転しかない時短が、救済措置として
倍の80回転
『も』
あるのです。
黄金ハンターモードに突入した場合、ST5回転+時短50回転の55回転分が、電サポなだけに
それ以上の、電サポを補償している奥村の会社姿勢に
僕は不覚にも、目柱が熱くなりましたよ。
ちなみに、ミドルタイプとライトミドルにも、ST中のヘソ通常当選の場合、本来は時短50回転に対し
こちらも、倍の時短100回転
の救済措置が付いています。
※試打の時に救済措置システムを搭載しているのは、甘デジだけとメーカー関係者から教わりましたが、今日、正式に奥村本社からミドル、ライトミドルにも搭載しているとの詳細情報を教わりました。
この情報を教えて下った奥村遊機には、この場を借りて深くお礼を申し上げます。
パチンコ専門誌も触れていない、この親切設計情報…
この辺りに僕は奥村の
甘デジ…いや、パチンコ業界に対する会社の姿勢を垣間見た気がします。
皆さんは覚えていますか?
甘デジの奥村
という言葉を…
それが、今では死語なのか、それともCRマジカルハンターが、復活の狼煙(のろし)機種となるのか…
CR黄金ハンターの大ファンである僕には、後者であると信じてますから、本気で!!