今でこそ笑い話で済む話だが、当時当局は梶原先生を
薬物中毒者
と疑っての別件逮捕説がかなり高い。
これは当時、萩原健一がクスリで逮捕されて、梶原先生が制作していた映画が中止になった。
このラインで梶原先生も薬物中毒と結びつけていた節がある。
梶原先生の原作のスピードが、あまりにも常人離れしていて
覚醒剤
などを使用しているから、可能なんだ!とか考えていたのかもしれない…
尿検査でシロと判明するも、今度はマスコミからの集中砲火が始まった。
実際、過去にもいくつか
良くない事(※全部知ってるけど一切書きません)
を行っていただけに、先生の栄光は、もはや完全に地に落ちた。
釈放後には、大病を患い、手術をするが
死んでもおかしくないくらいの身体
だったそうだ。その後、奇跡の生還をし、漫画ゴラクで遺作となる
『男の星座』(作画は原田久仁信先生)
を発表した。
偶然だが、今現在、男の星座はコンビニで販売しており、梶原先生に興味を持たれた方なら
梶原先生の(創作)自分史として読んでみるのもいいだろう。
作品としては絶命のため、未完なのだが、梶原先生がこれから漫画界で活躍するシーンを描いた原田先生のラストの結びが素晴らしく
梶原先生の引退作品と銘打った、この作品、原田先生に描いてもらってファンとしては本当に良かったと思える。
繰り返すが…
タツノコプロの影の創設者で始まり、スポ根ブームや空手ブームの生みの親、不遇時の東映や少年サンデーを立て直すきっかけを作ったり
そして…
我がパチンコ業界にも貢献して下さった梶原先生には心から感謝したい。
ありがとうございました。
シメは僕の好きな梶原作品ベスト3をご紹介してお別れしましょう。
No.1、タイガーマスク
No.2、愛と誠
No.3、初恋物語
※夏休みの個人研究発表は今日でおしまい。明日からは元のパチンコニュースを発信しますね(苦笑)。
2週間に渡り、好きなことを書かせてもらい、読者の皆さん、関係者の皆様には、心より厚くお礼を申し上げます。
不屈座