驚いた顔でヒョクチェが自分を見ている。
そりゃそうだ。
自分が一番驚いている。
何でこんな事を口走ったのか分からないけど
ヒョクチェの手が離れたのが嫌で、言ってしまった。
顔が熱い。
何て言っていいのか分からず、泣きそうだ。
するとヒョクチェがまたベンチに上ってきた。
今ヒョクチェの顔を見たら泣いてしまう。
このままサラッと何事もなかったかのように流してくれればいいのに。
ヒョクチェ「ヒョリン?」
「なに…?」
ヒョクチェの顔が見れなくてうつむいたまま返事をした。
すると次の瞬間、ヒョクチェが後ろから抱きしめてきた。
ヒョクチェ「俺だってやだよ。このまま俺だけのものになったらいいのになあ…」
耳元でヒョクチェが言った。
そしてすっと体を離しベンチから降りた。
今度は手を離さなかった。
ヒョクチェ「行こ。寒くなってきた^^」
ヒョクチェに促されベンチから降り、車へと歩き出した。
あたしどうしちゃったんだろう。
どうしてあんな事言っちゃったんだろう。
ヒョクチェはあたしの事が好きなの?
あたしは…ヒョクチェが好きなの?
ドンへが好きなんじゃなかったの?
体にまとわりつくように残ったヒョクチェの香水の匂い…
ずっと消えなければいいのに…