…あみ Side…
テミンはもっとくっついてこようとしたけど
みんなを待たせているので、早速着付けに掛かった。
シンプルだけど大人っぽく見えるものを選んだ。
シャワーして間もない彼の体はまだ少し汗ばんでいたけど
嬉しそうに笑って待っているので、準備を進めた。
…ただ予想通り大変だった。
身長差があるのでなかなかうまく出来ない。
それにテミンの興味が凄くてずっと喋ってるしフラフラ動くので
何度もやり直して、何とか着付け終わった。
『これでいいかな…髪の毛どうする?』
テミン『このままでいい♪』
そう言ってご機嫌な様子で鏡を覗き込む姿は
やっぱり愛らしかった。
似合うだろうと思い選んだ浴衣は本当にぴったりで
薄いながらも引き締まった体の彼によく似合った。
あたしも最後の仕上げで鏡に向かい
帯を締めなおし、髪も整える。
仕上げにお気に入りのリップを塗る。
先にリビングに出ていたテミンが部屋に戻って来た。
『お待たせっ、もう準備出来たのかな?』
着付けに思ったより時間が掛かってしまい
他の準備の手伝いが出来ていないことが気に掛かっていた。
テミン『あみ、』
『ん?』
彼の方に向き直るとしっかりと抱きしめられた。
テミン『僕の事考えながら準備してくれたの?』
『うん///なんで?』
テミン『んーん、嬉しいなと思って^^』
そう言ってしっかりとあたしの手を握り
「行こ^^」とリビングへ向かった。
あたしは彼が羨ましい。
こんなに素直に気持ちをストレートに伝えられるし
ちゃんとお礼も言えるんだもん。
あたしは彼に気持ちをうまく伝えられなくて
だけど何か彼を喜ばせられるような事がしたかった。
…喜んでくれたんだよね?
彼の笑顔が見れただけでも幸せだ。
あたしのほうこそありがとう。