昨日は一日お休みだったSHINeeも
今日は事務所のスタジオでレッスンしていた。
午後に日本の雑誌のインタビューがあるため
あたしもスタジオでレッスンが終わるのを待っていた。
聞きなれた曲を何度も何度も繰り返し練習しているのだが
途中で何度もオニュがスタジオから出てくる。
最初はスタジオ内が暑いのか
機嫌が悪い?なんて思っていたけどそうではなかった。
レッスン後、着替えを済ませ、写真撮影をし、
1時間ほどのインタビューを終えた後、それに気がついた。
メンバー達が私服に着替えエレベーターで下に下りたのを確認し
スタジオの鍵を閉め、自分も移動しようとした瞬間だった。
オニュがトイレの方に走っていくのが見えた。
明らかに顔色が悪く、今にも倒れそうな程フラフラだった。
彼の後を追っていくとトイレの前のベンチに鞄が放り投げだされていた。
あの穏やかなオニュがこんな状態でトイレに駆け込むほどなんだから
かなり体調が悪いんだろう。
15分ほど待っても出てくる気配がないので
トイレの外から声を掛けてみることにした。
『オニュ君?木之本です。大丈夫?』
するとカチャっとドアの開く音がして
真っ青な顔をしたオニュが出てきた。
オニュ『ヌナ…気持ち悪い…』
そう言って出てきた彼は本当にフラフラで
ベンチに座るのに腕を貸すと、彼の体は物凄く熱かった。
『風邪かな…吐きそう?』
無言でうなづく彼の背中をさする。
顔色は青ざめているのに熱もあるからか頬は赤い。
とめどなく流れる汗をハンカチで拭くと
「汚れちゃう」ってあたしの手を止めた。
『気にしなくていいんだよ?病院一緒に行こうか?』
するとオニュの携帯が鳴った。
オニュに了承を得て
着信を確認するとKeyからの電話だった。
Key『オニュヒョン?車来たよー。』
『Key君?木之本です。
ごめんね、オニュ君急な打ち合わせが入っちゃって…
先に宿舎に戻っておいてって。』
Key『あ…分かりました、ありがとうございます^^』
用件だけ伝えて電話を切ると
オニュが少し不安そうな顔で見ていた。
『ちょっと苦しい言い訳だったかな…』
オニュ『いいえ、助かります…』
それだけ言うとすーっと力が抜けたように
オニュはベンチで眠ってしまった。