こんばんは。
一宮市の学習塾 スクール玉野 TKです。
さて、今週も張り切って、本の紹介をしていきます。
【小学生向け】【中学生向け】【高校生向け】と、読んでもらいたい人を限定してはいますが、高校生が【中学生向け】を読むのもよし、小学生が【中学生向け】を読むのもありだと思います。大人の方でも十分楽しめると思います。
週末配信、毎週3冊を続けられるように頑張ってます٩(`・ω・´)و
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【小学生へ】
『もうサイアクだ!(その一言から生まれる物語)』
(日本児童文学協会:編 スカイエマ:絵)
子どもだけでなく多くの大人もつぶやく言葉、「もうサイアクだ! 」。
6人の作家が、このフレーズをキーワードにつむいだ短編集。
小学高学年が主人公の6つの短編集。どの物語も「サイアク!」という言葉をキーワードになっています。
人にはいろいろな「サイアク」があって、その「サイアク」毎に物語があるんですね。
児童文学的には、「約束」(福田隆浩)がいいんだと思いますが、個人的には「足跡」(瀧羽麻子)が好きです。
【中学生へ】
『ライオンのおやつ』(小川糸)
余命を告げられた雫は、残りの日々を瀬戸内の島のホスピスで過ごすことに決めた。そこでは毎週日曜日、入居者がもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」があった―。毎日をもっと大切にしたくなる物語。
以前(といってもだいぶ前ですが)、中1と生徒面談したときに「最近読んだ本は?」と聞いたところ、出てきたのがこの本でした。そう言えば話題になったと思い、頭の中の読みたい本リストに入れておいたところ、ようやく手に取れた次第です。
「生と死」がテーマの一冊です。暗い話ではなく、全体的に暖かくて温もりを感じられます。
人生の最後に食べたいおやつ・・・そこにはそれぞれのエピソードと想いが詰まっています。
心が優しくなれますよ。
【高校生へ】
『みなそこ』(中脇初枝)
あたしたちは繋がったまま、橋から飛びおりた。彼と触れあうことは、きっともう、二度とない―。考えもしなかった相手に心を奪われ、あの腕に、あたしはからめとられた。水のきらめき。くもの巣。お旋餓鬼の太鼓。夜のピアノ。台風の日のかくれんぼ。誰もかれもがしてきたこと。何万年もくりかえしてきたこと。
うーん。きっと難しいです。大人な読み物です。
恋愛小説なんでしょうが、故郷に戻って大自然の中で自分の人生を反芻するのがメインじゃないのでしょうか・・・。
特に奇抜なストーリー展開でもないので、人を選ぶ物語かもしれません。
会話はほぼ方言なので、そこがいいとこなんでしょうが、読み進めるテンポが落ちるのは否めません。
ただそれ以上に、主人公の佐和子が自分の感情を言語化していく過程が読み応えあると思います。
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本を読んでほしい理由。それは、自分の世界を広げるためです。
本を読むことによって、言葉が増える。言葉が増えると、自分が何を感じているか、より一層表現できるようになる。そうすることによって、世界は自然と広がっていきます。
運命の一冊に出会えることを願っています。
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