こんばんは。
一宮市の学習塾スクール玉野 TK です。
本日行われた愛知県公立入試B日程の各教科のちょっとだけ詳しい分析です。
※画像はイメージです。
理科です。
前年比は易化。A日程と比べると難化しました。
難化といっても、基礎知識を問う問題が多く出題されているように感じました。
理系が得意な受験生は高得点をたたき出しているでしょう。
有難いことに、今年はたくさん的中しました。
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【大問1】小問集合
(1)主要動の発生時刻を求める計算問題。(1年地学)
初期微動継続時間と距離は比例するといういつもの公式を使います。
ただ、この公式は要注意で、とある学校の定期テストではこの公式が使えない問題もあります。
今回は「P波とS波は一定の速さで伝わるものとする」とあるので、比例式を使ってB地点の初期微動継続時間を出します。そうすれば、主要動の発生する時刻が分かります。
(2)光の反射に関する問題(1年物理)
鏡の作図の仕方を知っていれば問題なく解けます。ちゃんと人間も平行移動していればですが。
<予想的中!>って言っていいよね?
【大問2】生物分野(1年生物:光合成)
ちょっとだけ<予想的中!>本命じゃないほうが出題されました。
(1)基本の知識問題。ただし、ややこしさはある。しかし、基礎から受験対策している人は問題なし。
(2)実験の操作に関する問題。
これも基本レベルの問題。間違えられない。
(3)実験の結果を比較する問題。対照実験になっている組合せを選ぶだけ。
(4)酸素と二酸化炭素の移動に関する問題。
知識があれば解けるのだが、いろいろな判断が必要。ポイントは「紙の部分でどのような反応が起こっているか」を実験1から導き出すことと、呼吸は常に行われているということです。
【大問3】化学分野(中2化学:熱分解と還元)
<予想的中!>
(1)ガスバーナーに関する知識問題。個人的には、これが難しかったです。教科書レベルの問題なんですけどね。よく分からない計算問題ばかり解いていて、基礎力が足りないです。反省。
(2)炭酸水素ナトリウムの熱分解に関する基本知識問題。これも基本レベルです。
(3)それぞれの実験によって発生した気体に関する問題。これも基本レベルですよ。
(4)計算問題。入試らしい計算問題かと思いましたが、ひねりは全くありません。何を求められているか、と自分で気体の質量を出すこと。そして、比例式を使うこと。これさえできれば大丈夫。
【大問4】物理(中3物理:力とエネルギー)
<予想的中!>
実験の結果の意味が理解できていれば、そこまで難しい問題ではありません。
ただ、問題文が長いのといつも何となく解いている人には難しい(というか解けたつもりでも違ってる)ような状態になると思います。
(1)グラフの読み取り問題。図2のグラフからは、8.0㎝ばねばかりを引いたときに、力の大きさが10.0Nとなり、それ以降力の大きさが一定となったことから、おもりの重さは10.0Nで、ばねばかりを8㎝引いたあとに、重りが地面から持ち上がったことを示します。よって、ばねばかりを16㎝引いたとあるので、地面からの距離は16-8=8㎝となります。少数第一位までとあるので、8.0㎝と答えるのを忘れないように。
(2)仕事の計算です。「おもりを引き上げた仕事」を求めます。おもりの重さは(1)より10N。おもりを動かした距離は問題文から12㎝(←これは問題文が親切でしたね)。あとは単位変換に気を付けて公式通り計算しましょう。
(3)動滑車を用いた際の実験結果の問題。
きっとひっかかる人は多いはず。動滑車を使っているので、ばねばかりが重りを「持ち上げる」のに必要な力が半分の「5N」。つまり、力の大きさが5Nになるまで引いたら、あとは力の大きさは変わらずに一定となります。また、「一定の速さで・・・引いた」とあるので、力の大きさの増え方(傾き)は動滑車を使ったとしても図2と同じになります(引く距離が2倍になるのは、重りが地面から離れてからの話です)よって、(0,0)から(4.0,5.0)までは比例のグラフ、それ以降は図2のように平行線となります。
(4)動滑車を4つにした場合の実験結果の問題。
考え方は(3)と同じです。ただし、グラフの縦軸を見ると「おもりの高さ」となっていることに注意ですね。
【大問5】地学分野(中3地学:天体)
<予想的中!>
(1)太陽が南中した時刻を求める計算問題。
一筋縄ではいかないこの問題。何かスマートな方法があるのかしら。
まずは、Pの時刻を求めましょう。4㎝が1時間なので、比例式で求められます。
また南中する点は、PからQまで書かれている点の真ん中の点ではなく、PQの長さの中点となります。
PQの長さは問題に書いてある(全部の長さを合計する)ので、それを半分にする。そして、また4㎝が1時間という比を使って、時間を出してあげる。そして、最初にPの時刻を求めたので、Pに先程出した時間を足してあげると、南中時刻が求められます。
(2)南中高度の表し方についての問題。これはいけるでしょう。
(3)春分の日の赤道での太陽の動きについての問題。定番と言えば定番なのだが、正しい理解が求められるのか?
(4)太陽が作る影に関する問題。冬と夏は単純に反対になるわけではないことに注意。
【大6問】小問集合
(1)ボルタ電池に関する問題。(中3化学)
教科書レベルの知識問題。これは間違えられない。
教科書が変わって新たに「ダニエル電池」が登場しましたが、出題されませんでしたね。
「ダニエル」「ダニエル」と騒いでいましたが・・・。残念。
(2)刺激の伝わり方に関する計算問題。(中2生物)
設定が細かく、簡単には解けない。測定結果から、a+cの時間を引いて、人数(15人だよ)で割ってあげれば一人当たりのbの時間がでます。
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