こんばんは。
一宮市の学習塾 スクール玉野 TKです。
今週も張り切って、3冊紹介していきます。
【小学生向け】【中学生向け】【高校生向け】と、読んでもらいたい人を限定してはいますが、高校生が【中学生向け】を読むのもよし、小学生が【中学生向け】を読むのもありだと思います。大人の方でも十分楽しめると思います。
週末配信、毎週3冊を続けられるように頑張ってます٩(`・ω・´)و
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【小学生へ】
『サード・プレイス』 (ささきあり)
中高生が利用できる施設、サプリガーデン。そこは、「自由」に過ごすことができ、さまざまな「きっかけ」をつかむことができ、「やりたいこと」に挑戦できる場所。家でも学校でもない、きみたちだけの第三の居場所、「サード・プレイス」。
友だちに自分の趣味を言えない瑞希、自分だけ外れていると感じるダイ、変化にとまどうぴよっち、同級生の成績に追いつかない亮、4つの短編連作。
思春期真っ盛りの4人の物語。日頃の悩みをサプリガーデンという、自由に過ごすことができ、さまざまな「きっかけ」をつかめて、やりたいことに挑戦できる第三の居場所で様々な人に出会うことにより成長していきます。こういう場所は本当に貴重です。お互いに尊重ができ、何をするにも否定されない、でも責任をもってチャレンジする。中学生や高校生にもおススメです。また大人も大事なことを思い出させてくれると思います。
【中学生へ】
『スガリさんの感想文はいつだって斜め上2』(平田駒)
謎の女子高生スガリさんと、気弱な家庭科教諭の直山先生が、読書感想部を立ち上げた。今回とりあげたのは『変身』と『ハックルベリー・フィンの冒険』。部の大型新人とライバル図書館司書も加わって、切れ味鋭いスガリさんの感想文をヒントに巻き起こる事件を解決する。学園に渦巻くイジメと、バイト先で発生した失踪事件の真相、そして徐々に判明するスガリさんの過去とは!?これは、読書感想文復活をかけた戦いです!
読書感想部部長の高校生と気弱な家庭科教師が、ぶっとんだ読書感想文をヒントに事件を解決するミステリー(?)です。それの第2弾。
前回の読書感想文の斜め上具合に惚れてしまい、第2弾の紹介です。
今回は読書感想文や事件よりも、全体的なストーリー展開に重きが置かれているように感じました。
第3弾へ続く終わり方をしてますしね。
ただカフカの『変身』の解釈の仕方は、流石の斜め上具合です。
【高校生へ】
『水を縫う』 (寺地はるな)
「男なのに」刺繍が好きな弟の清澄。「女なのに」かわいいものが苦手な姉の水青。「愛情豊かな母親」になれなかったさつ子。「まっとうな父親」になれなかった全と、その友人・黒田。「いいお嫁さん」になるよう育てられた祖母・文枝。普通の人なんていない。普通の家族なんてない。世の中の“普通”を踏み越えていく、6人の家族の物語。
家族だからって全てのことが分かるはずがない。普通とは何だろうか。
そんなことを投げかけてくる家族の物語です。
手芸好きで、周りから浮いていると思ている弟、かわいいものや華やかなものが苦手な姉、
「親」になるためにもがき続ける母・・・と物語が続きますが、見どころはちゃらんぽらんな父親「全」でしょう。父親目線で物語が進むことはありませんが、普段の「父」と仕事場の「父」とのギャップにやられると思います。最後の名前の由来も素敵です。
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本を読んでほしい理由。それは、自分の世界を広げるためです。
本を読むことによって、言葉が増える。言葉が増えると、自分が何を感じているか、より一層表現できるようになる。そうすることによって、世界は自然と広がっていきます。
運命の一冊に出会えることを願っています。
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