こんばんは。
一宮市の学習塾 スクール玉野 TKです。
今週も張り切って、3冊紹介していきます。
【小学生向け】【中学生向け】【高校生向け】と、読んでもらいたい人を限定してはいますが、高校生が【中学生向け】を読むのもよし、小学生が【中学生向け】を読むのもありだと思います。大人の方でも十分楽しめると思います。(画像にAmazonnリンク貼ってあります)
週末配信、毎週3冊を続けられるように頑張ります٩(`・ω・´)و
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【小学生へ】
『想像力のスイッチを入れよう』(下村健一)
ひとの気持ちに思いをはせる「他者への想像力」、
多くの情報から真実を読みとる「情報への想像力」、
大人になったときの世の中を考える「未来への想像力」
身につけるにはどうしたらいいのでしょう?
本書には、東京都杉並区立浜田山小学校、高知県四万十町立七里小学校、福島県富岡町立富岡第一、第二小学校での下村氏の特別授業が収録されています。
小5の国語の教科書(光村図書)に掲載されているエッセイが1冊の本になりました。
東京・高知・福島での授業を、現場から実況中継するかのように書かれています。
また、写真横に2次元コードがあり、それを読み取ると実際の授業の様子を見ることもできます。
「他者」「情報」「未来」それぞれに対する「想像力」を引き出していく様子が分かります。
また、各章の最後には、それぞれの想像力を鍛えるヒントも掲載してあります。
この本とは大学生の時(特に教育実習の時)に出会いたかった。
ジャンルは児童書ですが、先生向けの授業アドバイス集でもあると思います。
【中学生へ】
『さびしさの授業』(伏見憲明)
自分が「生きられる」ささやかな場所をみつけるために、さびしさを手放さず、大切なものとして抱えていこう。世代問わず、すべての人に読んでほしい永遠のロングセラー。
筆者自身の体験談や文学作品、映画作品を通して、「私」とは何なのかを教えてくれます。
また、「マイノリティ」への理解を少しでも深めることができる一冊だとも思います。
【あとがき】にある一文が印象的です。
他者に対しての想像力や共感を持てたのなら、世界の中に少しだけ自分の「生きられる場所」を確保したことにならないでしょうか。そのこと自体、ここに存在することの意味になる。
【高校生へ】
『人口減少社会の未来学』(内田樹 編)
21世紀末、日本の人口は約半数に――。
人口減少社会の「不都合な真実」をえぐり出し、文明史的スケールの問題に挑む〝生き残るため〟の論考集。
各ジャンルを代表する第一級の知性が贈る、新しい処方箋がここに。
人口が減っていく将来に向けて、いろいろな有識者の論評をまとめたもの。
さまざまな立場の人が持論を展開するので、さまざまな角度や視点から物事を考えられる。
個人的には、
・ホモ・サピエンス史から考える人口動態と種の生存戦略(池田清彦)
・頭脳資本主義の到来―AI時代における少子化よりも深刻な問題(井上智洋)
・日本の“人口減少”の実相と、その先の希望―シンプルな統計数字により、「空気」の支配を脱する (藻谷浩介)
・縮小社会は楽しくなんかない(ブレイディみかこ)
この4章が興味深かったです。
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本を読んでほしい理由。それは、自分の世界を広げるためです。
本を読むことによって、言葉が増える。言葉が増えると、自分が何を感じているか、より一層表現できるようになる。そうすることによって、世界は自然と広がっていきます。
運命の一冊に出会えることを願っています。
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