そういえば先日、引越して初めて、家までの道を走りました。

 

 

時刻は夜23:40頃。

 

 

仕事を終え家へと向かう列車の中に、大きな声で支離滅裂な独り言を言っている人がいるな…とは思っていました。

降りたのが同じ駅で、この人も同じ駅に住んでいるのか…とも。

まあ、そんなこともあるよね。

 

 

けれど、流石に駅から10分超、道を曲がっても曲がっても、ずっと「空母レーガン、ナウシカ萌え萌え」なんて声がついてくると…

怖いネガティブ

 

 

イメージとしては、アイアムアヒーローの高跳びZQNみたいな人なんです…無気力

跳躍はしてなかったけど…

 

 

 
 
思わず走って家に逃げ込み、防犯カメラ映像を見ました…
けど、覗き込んでいると、かえって何かが、画面にシャー!と現れそうで怯える妄想癖ガーン
防犯カメラ映像見るのも怖くて、スマホをそっと閉じました…魂が抜ける
2日後に確認したら、家に入る私の後は特に何も写っていませんでした。
 
 
 
 
いや実際には、電車の中でも、駅前でも、凝視しない方がいい気がして彼を視界の端にしか捉えていなかったので、何だかちょっとあれでしたけど、怖い人ではなかったのかもしれません。
 
 
恐怖心が増したのは、たまたま読んでいたミステリーホラー小説のせいでしょう。
 
 
 
小野不由美の十二国記が好きなんですが…
この小説は、それとは異なるルポルタージュ風の語り口で、ジワジワくるんですよね。
きっとね、家建て民みな、ほのかに震える話だ思うんです…驚き
 
 
ある日気づく、室内から聞こえる異音。
読者投稿から怪奇小説を書く小説家が、居住者の女性とともに、いわゆる事故物件ではないかと、土地建物のいわく因縁を調査し掘り起こしていくストーリー。
居住者が居つかず、入れ替わりの多い借家に、購入後すぐ売りに出されて空き家のままの建売住宅。
調査対象は、バブル期から明治大正にまで及び、関わる元居住者も芋蔓式に増えていく。
波紋のように広がる厄災。
遡るほどウィルスのように伝播し、折り重なっていく穢。
 
 
土地探しの途中で、ちらと事故物件に関心を抱いたこともある私…
 
 
結局魅力に欠ける土地だったので興味湧きませんでしたが、もし事故物件(に近い土地)を買っていたら、この小説を尋常に読むことはできなかったかも泣き笑い
 
 
今の土地も、購入前に大島てるで近隣に事故物件がないかどうか、確認済みです。

https://sp.oshimaland.co.jp/

正直不動産見ていたら、売却活動妨害のために事故物件情報書き込む悪徳不動産の描写も…

 

 

国土地理院の航空写真でも、昔は田畑森林だったことをチェックしました。

 

 

 

小説の主人公である小説家は、合理主義で心霊現象に否定的な人物として描かれていますが…

私だって、積極的に霊やら何やら信じている訳じゃないんですけどね。

読むとやっぱり、関わりたくないなと思いますよね泣き笑い

想像力豊かなんです、ええ。

 

 

小説では、穢は伝播を重ね、もはやどこにも安住の地はないんですが魂

 

 

そんなこんなで、今のところ家の周囲から奇妙な音は聴こえていないな…とつい確認したくなるゾワゾワな心情のところに、深夜ZQNめいた人が後ろにずっとついていたので…

超絶怖かった!!!!

のでしたネガティブ

 

 

ちなみに、わが家はお墓に近いんですが、そちらは住んでみても全然気になりません。

 

 

 

 

墓石の家名から推測するに、駅前にビルを新築中の周辺一帯の地主さんのご家族のお墓のようで、業者に掃除を依頼しているのか、定期的に綺麗になっています。

小説に照らして言うと、残穢が無いんでしょうね。

残穢、怖いですね。

 
 
 
 
納涼シーズン前ですが、よければぜひ昇天