わが家が選んだ土地の、訳ありな「訳」の最後のひとつ。
(まだあったのか!)
それは、隣にお墓があること!
です。
重要事項説明書にも一文が。
ちなみに、物件探しの中で、墓地が近い土地は、他にもありました。
一目でなんだか安いな、と。
情報サイトから土地の所在が分かったので、まずはストリートビューで辺りをお散歩。
その時点で、あるな…!と。
一応現地も見てみるか…と向かってみたら、到着前に片道2車線でトラックが轟々走る道の脇を延々歩いただけでHPが削られる感じがして…
途中の草やぶからは、誰もいないのに携帯のバイブ音が響き続け…
落し物?拾って届ける?と探したのに背の高い草で見つからず…
お墓の裏の長く暗い石段…
登り切ると広がるお墓…
だめだ、この通勤路は毎日歩きたくない!
と思ってやめました笑
お墓は亡くなった方を悼む場所なので、本来怖い場所とは思わないのですが、あまり大きな墓地だと毎日甘受したいとは思えない環境であるのも確かです。
いや、お墓以前に轟々な道路と謎な携帯も大きかったけど…
と言いながら…最終的に選んだ土地は、お墓の隣なんですよね
なぜ選んだのか?
個人的には、お墓のあるデメリット<お墓のあるメリットと感じたからです。
もちろん、価格も安かったですが…
お墓があるおかげで、いい環境になっているんじゃないか?と。
上の青い四角がお墓です。
1家族分でこぢんまり。
お墓があるのは、購入希望地の5m下。
購入希望地は崖の上にあり、擁壁の先端までいって、下を覗き込まなければ目に入りません。
他方で、隣家の土地がお墓をよけて下がっている分、購入希望地は南側がぽこっと飛び出した形。
お墓のところには建物が建たないので、日当たり良好です。
(黄色矢印のイメージ)
さらに、お墓にアクセスする細い歩道があるおかげで、両面道路になっています。
南側の家は土地が下がっている上に、人通りの少ない道路を挟むので、プライバシーが守られ、通風も視界も良好。
日常目に入らないうえに、なんかいい土地だなあ、と思えたのはどうやらお墓のおかげだった!?ので、受け入れることに決めました
このお墓はきっと、墓地以外にお墓を作っちゃだめよ、と法整備される前のお墓なんだと思います。
地方に行くと田んぼの縁などにお墓があるのを見かけますが、対象地周辺も昔は農村。
周囲が宅地化されたなか、ぽつんと残っちゃったのかなあと。
全く気にならないわけではないですが…
誰かが故人を偲ぶ場所。
誰もがいつかは入るもの。
共存していけるといいなあ、と思います。
呪いとかありませんよーに!