出産ー出産直後の出血 | 【広島】トコちゃんベルト・ママのための産後・妊婦ケア 助産師・整体師 山本久美子

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昨夜は、2件の出産がありました。


2件ともに、2人目の経産婦さん。


1件目の方は、


入院時、子宮口は4~5㎝開大、胎児の頭の位置はまだ高め。


子宮口の位置は、後ろ側を向いており、陣痛は、4~5分毎。


陣痛自体もやや、弱めのために、内診の所見から、少し時間はかかりそうかな?


入院時から、骨盤輪支持と操体法をし、頑張ったかいがあり、


分娩は順調に進行し、


病院に来院されてから、3時間ほどで出産されました。


と、ここまでは良かったのですが、胎盤が出てきてる途中から、


出血が、多量に出始め、すぐに胎盤娩出後、Drと交代。


この方、子宮の収縮自体は、良かった(硬かった)のですが、


子宮頚部(子宮の入り口)の収縮が悪かったようで、


合計1000g出血されました。


子宮の収縮を改善するために、子宮収縮を促す薬を使用し、


点滴も1500ml入り、子宮頚部は、ガーゼ3枚で圧迫し、


もちろん、骨盤高位とし骨盤輪支持をし、その後は少量のみ。


分娩直後の、多量出血の原因は?


弛緩出血、頸管裂傷、癒着胎盤など。


分娩時の出血量は?


2008年くらいまでは、分娩時に出血の異常出血は、


500ml以上が異常出血と言われていましたが、


最近では、日本産婦人科医学会の提言では、800ml以上を


異常出血とする流れになってきているよう。


昨日の1例目の方も、1000gだったので、異常出血。


この方、子宮頚管を圧迫すれば、止血したので、


子宮頚管のみの収縮が不良だったということ。


Drいわく、最近こういう方が増えてきていると言われていた。。。


何が起こっていたのだろうか?


出産前の、様子を振り返ってみると。。。


お腹の形は、きれいな丸い形のお腹ではなく、右側に偏ったお腹だった。


レオポルドの触診法という方法で、お腹の上から胎児の様子を触診。


児頭は、骨盤内に侵入(内診の所見と合致)。


胎児の顎は、十分引けてない(屈位になってない)感じ。


胎児の背中も、丸さが足りない感じ。


また、陣痛は3~4分毎くらいだったけど、陣痛自体も発作(痛い時間)が短め、弱い印象。


陣痛が来てる時の、お腹は、右側(胎児の背中がある方)は硬いけど、左は硬さが緩い感じ。


また、内診時の子宮口は、ずっと歪み開き(右側が多く残る)だった。


このことから、骨盤のゆるみから子宮自体が下垂してしまっている。


骨盤のゆがみ(左の仙骨が内側に変異してる)が、影響していると考え、


さらしによる骨盤輪支持と、歪みを改善させるために、


4種混合の操体法、膝肘位でお尻フリフリ、仙骨のゆがみを調整。


赤ちゃんの下がりがよりよくなるために、


割座(ペタンコ座り)、座る、立つ、トイレに誘導する。


で、分娩の進行は、スムーズだったんです。


だけど、多量に出血してしまった。


これらの事から、考えてみると、


子宮の下垂自体が十分に改善しきれてなかった。


特に、右側の?子宮頚管の収縮が悪かった?


今後の多量出血の対策としては、


もちろん、妊娠がわかった時点からの骨盤ケア。


それが、途中からでも骨盤ケアの重要さを理解し、ケアしてもらうことで


トラブルから回避できるんだということも認識してもらう。


それらをすり抜けた方は、


今回も、したケアをより丁寧にすること!!


なのではないかなぁと思ったのでした(゚_゚i)


2件目の方は、子宮口自体は入院時7㎝。


そこからの進行は、緩やか。


入院から3時間後に、8㎝。


1時間後には、全開大(10㎝)したけど、赤ちゃんの下がりが緩やかだったので、


横向きで、少しいきみも加わりながら待ち、


更に1時間後に出産されました。


この方は、出血は100g以内。


その方の、出産後、さらに、大変なことがあったのでした。


続く。



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