サバのお話1 | もっち家はけっこう毛だら家

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立耳スコ「もあ(最愛)」、雑種茶白「こう(幸)」、元野良三毛「まれ(希)」の愛と希望の幸せ猫ブログです!たまにバイクMT-7☆
「まれ」の母猫「ゆい(由)」とその子供達「りん(凛)」と「おと(乙)」が仲間入り!6匹の大所帯~わぉ✨

【捕獲を心に決めた日】

覚えてますでしょうか。
おサバです。


この度、
因縁のにゃんこ「サバ」を保護することに成功しました。
おめでとう!ありがとう!

超ビビりサバ。


サクラ耳カットされたサバ。

記録の為、
おサバの事を思い出しつつ
お話ししていこうと思います。



取り逃がし、恐怖心を覚えたサバ。
あれからたまに見かける程度になりました。

7月初め頃。
お腹が大きくなったサバが再びやってくるようになりました。

やはり妊娠してしまった。
後悔と苛立ち、不甲斐なさを痛感しました。
あの時取り逃がさなければ!

やっちまったことは仕方ないので
ひとまず安心してごはんが食べられるようにしてあげようと思った。
毎日は来なかったけど、
来たときはごはんを食べさせていました。
ほどなくお腹の張りはマックス。

数日後、
お腹がへこんだサバがごはんを求めてうちの店に来るようになった。
おそらく7月第二週位に出産している。


8月13日
38度の猛暑日。
アスファルトとコンクリートだらけの名古屋市は熱中症の危険。

そんな中、いつもは暗くなってからしか来ないのに昼間に現れる。

ハァハァと呼吸が苦しそう。
熱中症になってしまったんだと思った。
もあの熱中症の経験を思い出し、
ウェットのフードに氷水を入れて食べさせる。


ボサボサの毛と
ガリガリの体。
お乳は大きく産んだのだとわかります。

必死に食べる。

この姿を見て
このままでは死んでしまうかもしれない。
きっと私に助けて欲しいんだ、保護しなくては!と
怖い思いをさせられたのにも関わらず
私に助けを求めているように見えたのでした。


この日から
長い時間をうちの店の裏で過ごすようになります。

勝手口開けたらサバみたいな感じ。

毎日長い時間をここで過ごすので、
お乳が大きいとはいえ、
子猫はダメだったんだろうと思いました。
このまま仲良くなってTNRしようと思いました。

それから毎日話しかけました。

子猫はもういないのー?
いたら連れておいでー
絶対に助けてあげるよ
幸せになれるよー

だんだんと距離が縮まり、
手からチュールを食べるまでになりました。

へっぴり腰サバ。

その間、
捕獲器をセットしておくも全く近寄らず、捕獲器での保護は無理だと思いました。

そこで釣具屋さんに行き、デカイたも網を購入。

私がチュールをあげている隙を見計らって相方がたもを振り下ろし捕獲しようという寸法にしました。

ある日、
いつものようにチュールをあげていると
どこからか子猫の鳴き声がしました。
お母さん助けてーどこー?
と言っているような声。

サバはピクッと反応した後、
すぐに走って行きました。

これは!と思ったもっちは
すぐさまチャリに乗り、サバの向かった先へ追いかけます。

すると、
こっちだよと裏のスーパーの倉庫の横に子猫を誘導しているサバの姿がありました。
しかも5匹!

子猫いたんだ!
どうしようという気持ちよりも
この暑さの中、無事でいてくれてありがとう!
生きてて良かったと思いました。

この過酷なお外でよくぞ頑張って5匹も育てた!偉いぞサバ!

私に子猫をみられてしまったサバは子猫を隠そうと必死です。
でもわちゃわちゃと出てくるので丸見え。
そりゃね、5匹もいたら収集つかないですよ。

ここで全員捕獲し、
里親を探そうと決めました。

サバに、
子猫達連れておいで!
みんな幸せにしてあげるからね!
と話しかけました。

次の日、サバはごはんを食べに来なかったので、閉店後自転車で町内をウロウロ。
子連れでいた!

夜中にウロウロ怪しい女もっちは
サバ!ごはん食べよう!おいで!
と小声で話しかけました。

そしてお店に戻ると
ちゃんと子猫を連れて来ました。

みんな元気いっぱい!
じゃらし大好き!
ピョンピョン跳び跳ねて遊んでいます。
でも疲れると
ママ~おっぱい~

それからは毎日子猫達が来るようになりました。

ここで安心してごはんが食べられると思ってくれたら捕獲しやすくなる。
もう少ししたら捕獲器を借りてきて決行しようと思いました。

そんなことを考えていたある日、
大家さんから
もっちもんじゃ(仮名)で猫を飼っていると通報があった。事実確認をさせてくれとの電話が入ったのでした。

長くなったので続く。