さぼてんとマシュマロ その19 | MIOの愛しのドラマ

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懐かしいドラマの紹介      

     

 

森スタジオ

 

森祐介のモデルになる 

仁君の為に そう森祐介と約束したが

初めて男性に 裸体を見られる

しかも 愛する仁君にも 見せた事ない 裸体を

 

揺れ動く 真理子に 

もう 仁は 約束通り プレイガールの撮影を始めている

今度は 君が約束を果たす番だ と迫る

 

そこへ 電話が鳴る

 

プレイガールの撮影をしている 仁

そこへ 文平ちゃんが こっちだと聞いたと訪れる

 

真理ちゃんが変だったと言う

「私だって 仁君を幸せに出来る 

とか言って出て行ったんだ なにか 思い当たる事は無いか」

 

「まさか・・・」

 

森祐介の助手が

「こうやって 写真を撮れるのも そのヌードモデルのお陰さ」と言う

 

慌てて 森スタジオに行く 仁

 


 

朝の慌ただしい いつもの光景の伊藤家

 

ただ 一人 布団の中の真理子

 

母親が 心配になり見に来る

「遅れますよ」

「いいの 仕事なんか 行かない

なによ あんなに冷たくすること無いじゃない

私だって 仁君の為を思ってしたことなのに」と 仁に対して怒っている真理子

 

「真理ちゃん 仁君のプライドを一生 傷つける所だったのよ

あなたのお陰で カメラマンになっていたら 一生悔やむはずよ」

「どうして」

「それは 仁君が男だからよ

そう言うものなのよ 帰りに謝ってらっしゃい」と

励まし 送り出す 母親

 

編集部で

文平ちゃんが 昨日の事を心配している

 

そこへ 北山女史が

「真理ちゃん ちょっと」と怒っている

「まったく 仁が なにかしでかすと すぐこれなんだから

森祐介の所で また へまをやらかしたのよ

 

森さんから 各会社にお触れが出て

伊藤仁と言う者をカメラマンに使うな もし 使ったら二度と仕事はしないって

 

これで 仁も再起不能ね 

森祐介に 目の敵にされた カメラマンを使おうなんて会社はないからね

まっ これを潮時に うちに帰ればいいのよ うちに」

 

就職活動をする 仁

案の定 森の息が掛かっているのか どこへ行っても 雇ってもらえない

 

夕方の駅 改札口で 仁を待つ 真理子

 

「どうしたの 部屋で待ってればいいのに」

「少しでも 早く仁君に会いたかったの どこ行ってたの」

「職探し」

「あった あったの」

「ううん  そう簡単に見つからないさ」

「断られたんでしょ 森さんに言われて どこでも」

 

「ごめんなさい 私のせいなんでしょ」

「森祐介を殴ったのは 俺だよ」

「でも あんな事しなければ 私が 仁君の将来をめちゃくちゃにしちゃった

どうしたら どうしたら いいの」

「いい加減にしろよ 俺がこうなったのも 俺のせい

真理ちゃんのせいなんかじゃない

俺は 自分のしたことの後始末くらい 自分で出来るんだ

少し ほっといてくれ

あんな奴に 絶対負けん」

 

やっと 見つけた仕事

 

チラシの写真

 

スーパーマーケットで チラシ用の写真を撮っている 仁

 

そこへ 北山女史が 森祐介のお供で買い物をしている

「チラシの写真かい  ここまで落ちぶれるとはな」と 馬鹿にしている

 

編集部で 文平に 

「あんなにまでして写真に へばりついていないといけないのかしらね

真理ちゃん あんたどうなるの」と 問いかける 北山女史

 

いたたまれない 真理子

屋上で 文平に 

「私が仁君を ダメにしてる ダメにしてるのよ どうしたらいいの」と 悩む真理子

 

いつものスナックで

プレイガールの記者 町田紀子と飲んでいる 仁

就職祝いだと 騒いでいる

文平が 真理ちゃんが苦しんでいると 自分せいで仁をダメしたと

なんでもかんでも 自分のせいにするな

俺は俺 彼女は彼女 ほっといてくれと

 

飲み直しだと 町田紀子を出て行く

 

 

部屋にいたのは 元キャップの麻見だった

 

「今日 俺の所に 仁をなんとかしてやってくれと 言ってきたやつがいてな」

「真理ちゃんですか」

 

「真理ちゃん 真理ちゃんって

違う 北山女史さ

お前ってやつは しあわせなやつだな 女子がみんな心配しとる」

照れる 仁

 

「お前 チラシの写真撮ってるだってな」

「キャップもですか  俺は 誰にも同情されたくない」

「甘えるなよ 仁

お前は 同情されるのが いやだ いやだといいながら 同情されたがっている

まっ 要するに お坊ちゃま根性が抜け切れてないって事だな

 

お前は 本当に 写真と言うものが好きなのか それとも 森祐介のような 流行のカメラマンになりたいのか

 

「キャップ 俺の気持ちは 分かってくれてるはずじゃないですか」

 

「仁 お前が昔と同じように 本当に写真と言うものを愛しているなら  その気持ちが変わっていないのなら

どんなことをしてでも 自分の写真を撮り続けたはずだ

 

森祐介に 何といわれようが 問題じゃない

どこにも採用されなくても 問題じゃないんだ

 

チラシのカメラマンだって 立派なカメラマンだ

一枚一枚 一生懸命に撮ってこそ 初めてそこから何かが生まれてくるんだ」

 

 

 

さぼてんとマシュマロ その20へ 続く

 

 

※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※

 

今回は 記者の町田紀子と 元キャップの麻見の活躍が見て取れました

 

町田紀子は 真理子の心情を代弁してくれていました

愛する人の為なら どんな事も出来る

その心情を分かってあげて欲しいと 訴えていました

 

そう 愛する人の為なら

しかし あえて 言うなら と言うより 付け加えるとしたら

愛する人の為なら そっと 見守るって言うのも大事かな

やって あげたい気持ちを 押し殺して あえて 

辛くても 一人で立ち向かうように仕向ける

辛くて 苦しくって もがいているのを 隣で見ているのも 辛い

だが あえて そうするのも 愛の ひとつかも

 

 

元キャップの麻見は 優しさの中に 厳しさのある上司ですよね

 

継母の思惑通りなのか どうなのか分かりませんが

TOMTOMを退社しました

 

運良くなのか 森祐介の元で 一から出直し

しかし 真理子の浅はかな思いやりで 窮地に追い込まれました

 

卑屈になりつつある 仁を 叱咤激励します

 

どんな事があっても 好きな仕事なら やり続けられるはず

問題は 仁自身の中にある と

 

仕事への向き合い方を 説いています

こんな上司の下でなら 働きやすいでしょうね

信頼に足りうる存在です

 

 

いい友 いい仕事仲間 いい上司 そして 愛する人

仁の周りには いい人ばかりですよね

人徳でしょうかね