研ぎ台にしっかりとスケートを固定して、研ぎ石を乗せて、前方と後方の
両側に、グッと一度力を入れて押して、しっかりと固定されているかを
確認してから、研ぎ石にたっぷりと潤滑液、又は、オイルを塗散してから
刃に研ぎ石を乗せて、均等に力をかけて前後に動かします。
研ぎ石の片減り等を防ぐ為に、Vの字描くように研ぎ石を動かすと
摩耗の仕方が均一となりますから、研ぎ石のメンテナンス回数も減って
シャープなスケートの刃に仕上がります。
粗目と細目がセットになっている、コンビの研ぎ石の場合、エッジが全く
ないスケートの刃の場合は、粗目の研ぎ面で、往復50回程度しっかりと
力を入れて研ぎ、次に、細目の面で、刃の表面が鏡のようにピカピカに
なるまで丁寧に研ぎ、刃の広い面にバリ(指で触るとザラザラした感じ)が
刃先から後ろの方まで、均一に出来ているかを確認してから、研ぎ台から
取り外し、右と左のスケートの刃を中央部で重ね合わせ、先端と後ろに側に
数ミリ程度の隙間があるかを確認します。
先端と後ろまで隙間がなく、真っ平らでしたらロックがないので、専門業者に
ロック調整を依頼された方が良いと思います。
滑走面の研ぎが終わったら、刃の広い面を上にして、水平になるような
台を探して、スケート靴を手でしっかりと押さえながら、指で触るとザラザラ
しているバリを削り取り除く、サイドエッジの研ぎを行いますが
滑走面を研ぐよりも、忍耐力が必要な作業になりますので、諦めない心と
粘り強い根気が必要になりますので、覚悟してください。
やっすいサイドストーンなら、時間が掛かりますので、ダイアモンド入りの
良い~サイドストーンを使うと時間が短縮出来ますが、こんなに小さいのに
えっ!と目玉が丸くなる、高価な品なので、予算に合わせて選びましょう。
シャープなスケートの刃に仕上げるには、サイドエッジを研ぐ作業が最も
重要ですので、何度も研ぎに挑戦して、シャープな刃になるように
研ぎ方を身に付けるようにすると良いでしょう。
滑走面が鏡のようにツルツル、ピカピカに仕上げて、サイドを落とせば
ある程度の滑りが出来ますので、滑りが上達したならば、ロック調整など
高度な調整をして行けば、タイムも上がり、コーナーもスムーズになり
スタートダッシュも決められるようになると思います。
シングルトラックの場合には、スタートの時に、横一列に選手が並んで
スタートしますから、他の選手との接触も多くなりますので、スタートは
ロケットスタートで、他の選手をぶっちぎり、コーナーに一番で入り
後は持久力を養いつつ、良い成績を上げられるようにトレーニングですね。
コーナーに進入するスピードが早くなればなるほど、エッジの甘い刃では
氷に力が伝わらず、横滑りをして転倒するリスクが高くなりますので
しっかりと研ぎを入れる事が大切になりますから、毎日毎日、親が研ぎを
しなくてはならない訳で、大変でしようが子供のために頑張って下さいね。
酒を飲みながら子供のスケートを研いで、刃の真ん中だけを研ぎすぎて
ダブルロックになっていた~なんて、親もいましたので、自分が競技を
していると思って、真面目に真剣に研ぎをお願いします。トホホ
1/100秒を競う競技ですから、親も真剣になってしまいますよね。トホホ
予選に残れるように、子供も親もファイトです!
画像もないチンチロリンのスピードスケートの刃の研ぎのレクチャーでしたが
不明な点などの質問は、常時受け付けますのでコメントをお寄せ下さい。トホホ
わかる範囲ですが、ご質問にお答えしたいと思います。トホホ
毎日、オオカミ雲を追っているような、オオカミ雲には、とても詳しいけれども
スピードスケートに関しては、ずぶの素人の貴様に教えて貰うのはヤバい
だろうとか、個人的な思い込みから、そう思い言う人もいるかも知れませんが
むふふふ~と、笑みを浮かべてしまう私ですが、意外に、そうではないかも
知れませんよと、含みのある返答をする私だったりします。トホホ
おわり