やっと、減速機地獄から這い上がったのも床の間、もとい、束の間
今度は、エンジン病に取り憑かれてしまった変な私です。トホホホッ
捜し物をしていたら、倉庫に年代物の汎用エンジンが目に入り
これって、前に発電機を自作した時のエンジンだったなぁ~と
昔の事を思い出しながら、骨董品の部類に入るエンジンだから
障ったら最後、エンジン地獄に陥るだろうなと思いながらも
見ていると、だんだん無性にバラしたくなってしまい、ついつい
パンドラの箱を開けてしまった、本当にお馬鹿な私です。

知る人ぞ知る、トーハツ
銘板がこすけてしまい
型番が見えず
エンジンのスペックは
かろうじて見えますが
最大回転数4000rpm
低回転、ロングストローク
出力は、4.5PS
ぬぬぬ
御主なかなかやるな!
さてさて、どうやって
料理してやろうか~
まずは、バラして
清掃を兼ねて
細部をチェックですな!

クランク、異常な~し、メタルの傷、減りも無し
ガタつきもなく、至って健康であります。
オイルが入っていたせいか、錆も腐食もなく
若干のゴミとスラッジが、ケースの下に
溜まっていただけで、清掃だけでOKです。
流石に、ガスケットは痛んでいますが
パーツが無いので取り替えようがなく
切らないように気を付けて保管です。

シリンダーは、若干、外側に錆が有り
ワイヤーブラシで、ゴシゴシ、ゴシゴシ
内部は、少々、細かなスリ傷が
見られますが、まっ、大丈夫でしょう。
ヘットはやはり汚れていたので
サンドペーパーで、スリスリ、スリスリ
磨き上げて、ピッカピカにしました。
さてさて、ピストン、リングはどうかな
ぬぬぬぬぬっ、外れない
これは無理に取ると折れそうだなぁ~
ポキ、アッ!折れた!ガクッ、トホホホ♪
相当に、弱っていたらしく、今、折れてくれて正解でしょ~う。
組み込んで、エンジンを始動させた時に折れたら、それこそ大変ですもん。
ピストンリングぐらい、どこかの部品メーカーにあるだろうと・・・・・


ピストンそのものは、頑丈に出来ているせいか、全く異常なし
キャブは、メインジェット、フロート、その他にも異常はなさそうなので
細部まで清掃して汚れを落とせば、問題はなさそうです。
ゴム系のパッキンは硬化していますが、これも目を瞑りましょう。
ヘットガスケットは、分厚い銅製で、圧縮を上げるならば薄くするとか
チューンをしようと思えば、簡単に出来そうなのでメモメモ♪

木枯らしが吹く季節
だから、マフラーを・・・・・・・
そうでなくて、消音器の方のマフラーです。
このマフラーが良い音を出すんです。
ロングストロークエンジンの特徴
ドッドッドッドッドッと、非常に低温で
腹に響く感じの、マニアなら
泣いて縋り付いてしまい
アッチッチッ~になっちゃうので
泣いて喜ぶ、非常に良い音なんです。
ドッドッドッドッ、ああ~聞きたいです。
イグニッションも生きていました、プラグにも火花が出ましたから
ピストンリングを交換して組み立てれば、直ぐにエンジンは掛かりますね。
えぇ~と、ビストンリングの注文先は、どこかな~、ちょっとググッて
探してみよう、トーハツ、東京発動機、あれれれ、アレレのレない
ない、ないじゃ~ん♪あ~、なければどうしょうもない
どうしょう、どうしょう、どこかにないかなぁ~
まっ、焦ってもしょうがないので、気長に探す事にしましょ~うと
言えるような気の長い性格ではないので、無いとなったら気になって
欲しくて欲しくてたまらなくなる、気の短い私の弱点が顕わに・・・
急いては事をし損じると言いますから、落ち着いての~んびりと
ピストンリングを探しましょ~う、あぁ~ないない、参ったなぁ~と
言いながら、のんびりと、のんびりとですね。
減速機地獄から、今度はピストンリング地獄入りです。
ない、ない、ない、と思ったら、胃痛も出てしまい
仕方がないので、サクロンを飲みましょう。トホホホホホホホッ♪
おわり