<中国・鳥インフル>死者6人に 市場閉鎖し消毒作業
毎日新聞 4月5日(金)13時12分配信
【上海・隅俊之、北京・工藤哲】中国でH7N9型の鳥インフルエンザの感染が相次いでいる問題で、
上海市政府は4日夜、新たに感染が判明し、死亡した52歳女性の接触者の1人に
発熱などの症状が出ていることを明らかにした。
H7N9型に感染しているかは不明だが、ヒトからヒトへの感染の可能性もある。
一方、上海市当局は、ウイルスに感染したハトが見つかった松江(しょうこう)区の
農産物卸売市場を閉鎖し、消毒作業を開始した。
浙江省湖州市で入院中だった64歳男性が死亡し、感染者は計14人、うち死者は6人となった。
上海市によると、52歳女性は3月27日に発熱。症状が悪化し、4月3日に死亡した。
浙江省湖州市で入院中だった64歳男性が死亡し、感染者は計14人、うち死者は6人となった。
上海市によると、52歳女性は3月27日に発熱。症状が悪化し、4月3日に死亡した。
接触者は31人いた。
発熱した患者は涙やのどの異常も訴え、4日夜から市の衛生臨床センターで隔離治療を受けている。
状態は不明。中国当局はこれまで感染者と密接に接触した約560人を調べていたが、
症状を訴える人が確認されたのは初めて。
仮にH7N9型の感染が判明し、死亡した52歳女性から感染したと確認されれば、
仮にH7N9型の感染が判明し、死亡した52歳女性から感染したと確認されれば、
ヒトからヒトへの感染を意味し、深刻な事態を迎える。
ただ、患者は普通の風邪をひいたか、鳥などに触れて感染した可能性もある。
4日夜の上海市政府の発表は、ヒトからヒトへの感染の可能性について具体的に言及していない。
4日夜の上海市政府の発表は、ヒトからヒトへの感染の可能性について具体的に言及していない。
ただ、5日付の上海紙は当局の発表のみを掲載しつつも、見出しで「接触者が発熱し、隔離」と伝えた。
中国版ツイッター「微博」では「もしヒトからヒトに感染したなら上海は終わりだ」
「SARS禍の再来ではないのか」といった書き込みが相次ぎ、市民の間で急速に不安が広がっている。
松江区の農産物卸売市場は、生きた鳥を売っている区画を閉鎖し、すべての鳥を殺処分する。
松江区の農産物卸売市場は、生きた鳥を売っている区画を閉鎖し、すべての鳥を殺処分する。
感染源の特定につなげるため、ウイルスに感染したハトの流通ルートを調べる。
隣接する閔行区で、感染者が働いていた市場も生きた鳥の販売を中止する。
また、市内の鳥の養殖場などを危険地域とみなし、防疫措置を強化するとしている。
波紋は北京にも波及している。5日付の中国各紙によると、北京市では5日午前の時点で
波紋は北京にも波及している。5日付の中国各紙によると、北京市では5日午前の時点で
まだ感染が疑われる例は確認されていない。
ただ、北京市当局などは、肺炎などの症状が出た場合は速やかに
病院の診断を受けるよう呼び掛けている。
また、抵抗力を高めるため漢方薬の服用を勧めるとともに、家畜との接触を控え、
体調不良の際はマスクを着用することなども求めた。
最終更新:4月5日(金)13時12分
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人から人へと感染する能力を、もしも、H7N9型が持ったとしたならば
正に、恐ろしい、国連WHOも恐れていた、パンデミックである。
<ウイキより、抜粋>
パンデミック(pandemic または pandemia、汎発流行、
世界流行、パンデミア)とは、 ある感染症(特に伝染病)が、
顕著な感染や死亡被害が著しい事態を想定した世界的な
感染の流行を表す用語である。
ヒトからヒトにうつる伝染病の場合、最初に感染した患者が
感染源となって別のヒトに伝染するため、しばしば規模が大きく、
長期に亘る集団発生が起きる場合がある。
このようなものを特に流行と呼ぶ。流行は、その規模に応じて
このうち最も規模が大きいものがパンデミックである。
おわり