「社団法人日本建築あと施工アンカー協会
Japan Construction Anchor Association (略称:JCAA)
「日本コンクリートアンカー工業協会」が前身
平成5年12月に建設大臣(現・国土交通大臣)の許可を得て
設立された社団法人らしいですね。
トンネルの天井落下事故を受けて、日本国国民からの質問や
報道機関に対しての取材などで、只でなくても師走の忙しい時になのに
輪を掛けて、質問に対する回答などで、忙しい事になっているでしょうね。
組織のメンバーを見ても、名だたる、大学の学者先生の名前が
ズラリと列び、大企業の取締役達の名前もズラリ、原発関係やら
電力関係者の企業や組織の名前もあったり、これだもの耐用年数が
直ぐに国民が知る事なんて無理であろうと、直ぐに分かりますねぇ。
通称、ケミカルアンカーと呼ばれている、正式には「接着系アンカー」と
表現するので正しい接着剤式のアンカーですが、ボルトに腐食もなく
コンクリートの穴からスッポリと抜け落ちていたと言うのですから
誰が考えても安全性に疑問がある、起こるべくして起きた大事故であり
現場で施工する者の技術力や能力に、バラツキがある事を全く考慮せず
メーカーが開発した製品その物しか見ていない、金儲け重視と言うのか
総合的な安全評価をしない、誠に言葉が悪いですが、完全なカタワの
学者達が単なる思い込みに因る、「安全神話」のようなものが
政府機関も取り込み含め組織内部に創られていたから、あの原発事故と
全く同じような杜撰な安全評価をした、その結果から、なんの落ち度もない
一般国民の多くの命を、一瞬にして奪う、悲惨な結果を生んだと感じます。
抜け落ちたのは施工ミスのなにものでもないでしょうが、そんな製品を
お国がお墨付きを与えていた事実、その責任からは決して逃れられず
政府の息が掛かる組織から、重大な事故を招く人間が人間を殺す
悪のメカニズムがまた、日本国国民の前に露呈されたのでありましょう。
現在の、社団法人日本建築あと施工アンカー協会は、耐用年数を
国民の前に速やかに公示すると共に、組織の前身である
日本コンクリートアンカー工業協会の名簿の公開と、警察はその組織に
対しても捜査のメスも入れるべきでありましょう。
使用を許可をした、その経緯を調べ、責任を追及する等をしないと
何も知らずに殺された人々の、魂は永遠に浮かばれないと思います。
おわり