先日の記事で紹介をしました、まったく無意識の内に集めていた
使い道も全く考えていなかった、大量のライターのカチカチですが
プラズマが放出される導線部分を、何個か並列に繋いで同時に
カチッとやると、もの凄くパワーがアップして、大きなアークになって
面白いかなって思い、遂に、動き出して実験をしてみました。

組み立てのベースになる
材料を集めて組み合わせて
あれこれと即興で頭の中で
仕上がりを考え設計しながら
ドリルを回し、加工を初めて
ササササッと30分程度で
作ったので仕上がりは
非常に雑になりましたが
カチカチの動作的には
全く問題は無しであります。

土台のベースは
どこの家庭に普通にある
アルミの幅が30㎜、厚みが
4㎜の板を使用しました。
カチカチ本体のぐらつきを
抑える為と、プラズマアークが
放出される口出し線を挟み込み
固定する為に電気絶縁性のある
プラスチック系の絶縁体を使用
全てを並列に接続しました。

作り終えて、いざ動作確認
平らな床に置いてカチカチの
押す部分に絶縁性のある
厚い木板で押し込んでみると
ウウウウウッ、押せない、固い
なかなか、強い力が必要です。
体重を少し掛けて押すと
ガシッ、同時に動作しました。
すると、まるで目も眩むような
大きなアークがボアッ!
キェ~ッ、っと驚くような事態にはならず、カチカチ1個分にも満たない
か細いアークの光がかろうじて見える程度で、想像していた事にはならず
実験は、見事に失敗、なんじゃこりゃ!駄目じゃんと言いながら
想像していた事にならずの、失敗の原因を調べる事にしました。
ふむふむ、ふむふむ、足で踏んでみる、ガシッ、ひょろひょろっ
またもや小さなアークしか出ず、ムムムムムッ、ムムッ
あーこれはリークしちゃってる、いわゆる、漏電ってやつだな
横に並べた、本体と本体の間で高電圧だから電気が漏れているから
パワーが出ないのだろうと推測して、並列に繋いだ部分の真ん中で
導線を切り離して、カチカチの数を半分にしてみる。
押す力も半分になって押しやすい、カチッ、ビビ~ッ
先ほどよりも、やや強めのアークが出たが期待する程でもない
カチカチ1個分に毛が生えた程度のプラズマアークの強さなので
あまり面白い実験結果ではなく、誠に、不満が募る訳でありますが
アークが出ると言う事は、漏れる電圧も少ないと言う事なので
一気にプラズマアークを出すのではなく、連続して出すようにすれば
長時間のアークが得られるのではないかと、実験を変更してみる。
1個ずつ順番に速いスピードでカチカチするように、押し方を変更すると
これは面白い、連続するプラズマアークが放出されていて
その光景は、まるでスタンガンぽい、バシバシと連続して飛ぶアーク
これならば、何かに応用する事が可能だろうと、実験は終了しました。
結論として、多くの電流を取り出そうと、欲を炊けて数多く並列にしても
カチッと押すタイミングが、個々で微妙に違い先に放出された高電圧が
違うカチカチに漏れ(流れて)てしまい、想像していた+αの電流は
得られないと結論になりましたが、実験結果の失敗に得られた想定外も
実験をしなければ分からない宝物ですから、実験は大成功と言う事にして
カチッとするタイミングを同時にする必要があり、それはカチカチの
構造上からしても無理があるので諦めて、連続カチカチで長時間の
プラズマアークを利用する方向へ、頭の中をシフトして行きましょう。
で、連続したプラズマアークを何に使うのかは、全くの未定ですから
またまた、意味のない実験を何回かしなくては、本来、使うべき使い道は
開かれずに長い間、私の手の中に眠る事になるのだろう。トホホホホホッ。
おわり