釣り人波にさらわれ死亡
2012年10月05日 14時13分
事故があった大津漁港北防波堤。高波が打ち寄せている付近で釣り人が転落した
【豊頃】5日午前6時45分ごろ、豊頃町大津漁港の北防波堤で、釣り人4人が波にさらわれ
海に落ちているのを帰港途中の漁船が発見した。
3人は自力で岸壁にたどり着き無事だったが、十勝管内の農業の男性(68)が
漁港内で救助後、搬送先の池田町の病院で午前8時20分ごろ、死亡が確認された。
現場付近は早朝から波が高く、帯広測候所によると発生時間帯には3〜4メートルの波があり、
高波が防波堤を乗り越えて漁港内に流れ込む状態だったという。
当時、8人の釣り人が北防波堤の現場付近で秋サケ釣りを行っていた。
大津漁協では、防波堤に釣り人がいるのを危険と判断し、午前6時10分ごろ池田署に連絡。
大津漁協では、防波堤に釣り人がいるのを危険と判断し、午前6時10分ごろ池田署に連絡。
警察官が南防波堤の釣り人に注意し、北防波堤に向かう途中だった。
男性は未明から一人で釣りに行っていたという。
事故で亡くなられた方のご冥福を祈り申し上げます。
それにしても、写真を見ても分かるが、防波堤を乗り越える波を見ても
大変に危険な状況である事が明かなにの、どうしてそんな時に
そんな危険な状態の場所で釣りをしようと思い決行をしたのか
その心理が全く分からないが、何が何でも命懸けでも釣りたいアキアジの
魔力と底知れない魅力に取り憑かれてしまった、命知らずの釣り人達が
自分だけは大丈夫だと思い込み、安易な行動をとってしまう事に陥り易い
広尾の防波堤が閉鎖された時と、全く同じ感じの死亡事故が起きたのだろう。
釣り人が死亡すると、当然に危険だからと言う理由で規制が強まり
立ち入り規制も掛けられるだろうし、これで又、優秀な釣り場が又一つ
消えてしまう事態に追い込まれる可能性も出て来るのだろう。
釣りと危険は表意一体なので、釣りをしない人達は騒がないで欲しいが
救助の為に活動した人達がいる訳だから、そうはいかないのだろう。
命懸けでもアキアジを釣りたいと、安易な行動をしたその8名の
責任はとても重いと思うし、多くの釣り師に多大な心配を掛けていると思う。
おわり