釣り師は ”見た” 俄にコーヒー牛乳色に変貌し行く増水シーズンの
川の姿を自分の目の前に置き、冬が終わらない年はないのだと
春夏秋冬、巡り行く季節の流れに、春を告げるニシンの水揚げの声と
北洋に向かう日露漁業協定に守られた、サケ・マス船団の姿にも
アカハラが河川を遡上を開始させる、その時期は近いのだと
天からの印を見過ごさず、逸る気持ちを落ち着かせながら
忍びがたきを忍び、耐え難くを耐え、まだ早い、まだ時は満ちていない
今、焦って行けば、必ずコーヒー牛乳色の奴らに破れると言い聞かせ
いわゆる、アメマスが完全に海に戻る時期まで待ち、一網打尽にする
その時までは無駄な動きをせずに、サーフに立ち遠投をしては釣り
そしてまた、遠投をしては釣りと、サーフの釣果は百戦錬磨となるような
妄想、イメージトレーニングに日々励み、そしてその前に来るだろう
やがて吹く南風が、櫻の花を咲かせ、山々には純白のコブシの花も
見せる頃、神がサクラマスを海から川へ呼び戻し、ほんの短い間だけの
釣り師へのチャンスも逃さぬよう、ドッカリと腰を据えその時を待とう。
いやいや、待ってられないのが釣り師、なんか釣れちゃうんでないかと
雪が消え行くと共に、心が春爛漫、ソワソワしちゃう訳でありますから
ボウズが待っていると知りながら、行きたい、行きたい
だって、だって、行きたいんだも~ん、そして行くと、ヒトデです。
フォーマックスで衝動買いをした、あのサビキが妙に使いたくなり
この心を静めるのは容易な事ではなさそうです。
夜釣りよ~♪今日も~♪ありがとぉ~う♪なんて、ふるぅ~い歌なんてのも
脳裏にグルグル、回って回って回って回るぅうぅぅ~、飛んで飛んで♪
お前の気持ちは、もう、釣りに飛んでいるみたいな~
あのケンシロウもビックリ仰天でしょうが、バイクで事故ってしまった
料理研究家のケンシロウさんではなく、あの頑丈な身体だったから
あの方は助かったんでしょう、心からお見舞いを申し上げると共に
お怪我のお早い御回復を心よりお祈り申し上げます。
サビキ、サビキ、サビキが使いたい、夜釣りはまだまだ寒いので
断念せざるを得ないでしょうが、暖かい日に、のんびりと釣りがしたい
だってだって~釣りがしたいんだも~ん。
イッヒヒヒヒ、広尾、大津、厚内、浜大樹、港湾のサビキに萌えてしまいます。

きっとなにかが
つ・れ・る
そんな期待が
ついつい
湧いてしまい
それは妄想とか
幻想とか知っ
ている訳で・・。
トホホホホホ~ッ、捕らぬ狸の皮算用、ヒトデは確定でしょう。
おわり