モノづくりは実際に作らなくても、ああしよう、こうしようと
頭の中で考えるだけでも、実に楽しいものです。
この部品の材質は何にしようかな、この寸法で良いのかな
そう考えただけで、心ウキウキ、身体はワクワクしてしまいます。
そこで、ある人が、こんな物が欲しいとの声を聞きまして
うんうん、それなら出来ますと、ムックとガチャピン立ち上がり
私ならば、こう作ると、写真入りで工作方法を簡単に図解してみました。

とても古い22年物の
パイプファンですが
まだまだ現役で回ります。
モーター回路を500Vの
メガーでメガーリング済み
絶縁も新品同然で良好です
使用条件/環境では
あと10年は使えるでしょう。
矢印のユニットの中は
コードのジョイント部分と
コンデンサーが入っています。
コンデンサーとジョイント部分は
プラスチックの小さな箱に納め
パイプ外側に固定します。
屋外では使用不可です。

パイプの内径に合う大きさに
あらかじめ作ったL型金物で
パイプ内部にモーターを
固定する作業をします。
L型金物の穴開けは
1.6㎜厚、幅20㎜程度の
スチール製の平板を使い
曲げる前に取付穴を2ヶ所
ピス・ナットに合わせた
ドリル先で開けてから
モーターの大きさと内径に
合わせてL型に曲げます。
L型金物を本体に取付け
パイプの中に挿入します。
好きな位置でパイプ側に
パイプ側に固定する穴を
罫書いて穴を開けます。

(黄色い円はパイプ)
モーター部分が大きいので
風はやや減衰しますが
モーターの横の隙間から
風が流れて排気されます。
吸い込み側がプロペラ側に
なるようにパイプの外側に
風の方向→を書きます。
電源ケーブルの穴は差込
プラグが通る大きな穴を
開ける方法とプラグを切り
落として新たに市販の差込
プラグを取付ける小さな穴を
開ける方法あります。
コード穴でケーブルに傷が
付かないようにパイプの切り
口を保護材で保護します。
シーリング材で穴を塞ぎます
日本国にある諺に、「下手な考え休むに似たり」、なんて言葉がありますが
正に、諺通りに、実際に作った方が早く、指先、目先、直感と五感を
フルに働かせたならば、もうもう、しゃべる口より手の方が早く
チョチョイのチョイで出来上がり!構想3年、製作15分
世界の黒沢監督も草葉の陰で舌を巻く、もうもう、言葉よりも手の方が
早い訳でありまして、電源プラグをコンセントに差し込めば直ぐに
モーターが心地よく回り、パイプの口からは、フ~~、フ~~と風が出る
通称 「テラ・中間ファン」の、完成!出来上がりな訳なのであります。
しかし、あくまでも個人の工作として、楽しまなくてはならないPL法やら
電気用品取締法等の、法令やら規制がありますので、自分で作り完全なる
自家用として、全て個人の責任で使用すると言う掟があります。
工作方法は公開しますが、私が作り差し上げる事は難しい訳です。
その辺をご理解を頂ければ、誠に有り難く存じます。
あ~っ、頭の中では、もう出来上がってしまいました。
さて、次は、何を作ろうかな、ワカサギのテラ・あれでしょうかねぇ~。
おわり