「蛍光管型LEDランプを買ってミタ」 第一部<購入編>に続き
第二部 <施工編>です。
ちなみに、法令に基づく電気工事の実施は、「有資格者」の施工により
実施をしていますので、ご覧の皆様は、あらかじめご留意ください。
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電気工事士法施行令
(昭和三十五年九月三十日政令第二百六十号)
(昭和三十五年九月三十日政令第二百六十号)
(軽微な工事)
一 電圧六百ボルト以下で使用する差込み接続器、ねじ込み接続器、ソケット、ローゼットその他の接続器又は
電圧六百ボルト以下で使用するナイフスイッチ、カットアウトスイッチ、スナップスイッチその他の開閉器に
コード又はキャブタイヤケーブルを接続する工事
二 電圧六百ボルト以下で使用する電気機器(配線器具を除く。以下同じ。)又は電圧六百ボルト以下で使用する蓄電池の
端子に電線(コード、キャブタイヤケーブル及びケーブルを含む。以下同じ。)をねじ止めする工事
三 電圧六百ボルト以下で使用する電力量計若しくは電流制限器又はヒューズを取り付け、又は取り外す工事
四 電鈴、インターホーン、火災感知器、豆電球その他これらに類する施設に使用する小型変圧器
(二次電圧が三十六ボルト以下のものに限る。)の二次側の配線工事
五 電線を支持する柱、腕木その他これらに類する工作物を設置し、又は変更する工事
六 地中電線用の暗渠又は管を設置し、又は変更する工事
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第二部 <施工編>の前置きが長くなりましたが
今回対象になった、第一部でご紹介をしました、通称、実験君1号機
そのスペックは、蛍光ランプ40W2灯用、ラピット式照明器具(改)
天井直付、使用電圧100V、消費電流0.4A、二次電流0.43A
高効率、電子式蛍光灯安定器取替済み、いつも、新しい動きが始まると
誰か候補者はいないのかとなれば、直ぐに槍玉に上げられてしまう
使用頻度の一番多い超人気の「実験君1号機」が、再び矢面に
立たされたのでありました。
前回は、地球温暖化で北極の氷が溶けて海水が増える?から地球が
危ないと叫んだ、アル、ゴアが売り出した不誠実な真実とか言う?
不誠実は貴様だろ!と、思わず叫びたくなる、やらせ著書の影響から?
温室効果ガスの削減を重視して、電力の省エネが注目される中
アメリカ不参加、中国不参加の、国際京都議定書とか絵に描いた餅
状態の議定書だと感じましたが、そんな世間の動きから省エネ効果が
見込める、消費電流の少ない、電子型安定器の取替が頻繁に大口の
需要家施設で施工されていた時に、実験君1号機に搭載されていた
高効率と言われながら、時代の流れから非効率のレッテルを貼られた
鉄片コイル型の蛍光灯安定器から電子式安定器に取替えられ
再び、LEDランプ仕様に組替えられる、前の写真がコレです。

既存の蛍光灯ランプを点灯させた雰囲気写真です。

スイッチをOFFにしてから、蛍光ランプを取外します。
長時間点灯をしている状態から、消灯して直ぐランプを触ると
ランプは高温になっていますから、火傷をしないように注意です。

本体反射カバーの両端にある、2×4本の化粧ネジを外して
本体反射カバーをパカッと外します。

安定器を取外すと廃棄物として処分が必要になりますから、そのまま
安定器を外さずに、配線だけを切り離せば、処理料金も掛からずにコストの
削減になりますが、本来は銅などの貴重な資源が含まれていますから
リサイクルする事がとても望ましいと思います。また、古い照明器具の場合
人体に有害な成分、PCB(ポリ塩化ビフェニール)を含む蛍光灯安定器が
取付けられている場合がありますので、法律に従い処理をする事が必要で
その処置については、その地域の行政に相談する事を強くお勧め致します。
今回は、電子式の蛍光灯安定器を取外しての施工となっています。
ココまでの作業は、資格は必要ありません。
以下の施工は、電気工事士の資格が必要になります。
電気設備が、自家用電気工作物であれば、一種電気工事士、又は・・・
一般電気工作物なら二種の資格が必要になります。
電子式安定器を取外して、LEDランプ点灯用に器具内部の配線を直します。
しっかりと回路図を見て正しく配線、照明器具内部に配線を追加する場合は
照明器具内で使用する為の、耐熱規格の電線を使用して、正しい配線で
施工を行わなくては行けません、正しく行い配線は終了しました。



配線が終了しカバーを取付け、LEDランプを取付けました。

おそらく、この実験君1号機には、私以外は、誰も触る事はないと思いますが
想定外の出来事は、想定しないから起こる訳で、その大丈夫だべ~の
気の緩みが事故の元になりますから、例え、実験君1号機であっても
転ばぬ先の杖として、「LEDランプ取替済み」シールもしっかりと貼り付けて
不測の事故を起こさぬようにペタリンコです。

LEDランプの取替の施工所要時間は、初施工の1台目でしたので
想定通りに、段取り8分仕事は2分と言う事で、約10分掛かりました。
安価になったと言っても、高価なランプですから、配線のダブルチェックを
していますが、やはり通電するまでは、ドキドキはします。

スイッチをON、ピカッ、実験君1号機に、LEDランプの新たな命が灯りました。
消費電流を測定、ほぼ、メーカーのデーターと同じです。

これにて施工は終了しました、お疲れさまでした。
これで地球上で消費されていた電力の中から、1台の照明器具が
夜間になると消費をしていた電力の、約50%が完全に削減された
事になります、無事に点灯、実験はひとまず成功と言う事であります。
洞窟の中の鍾乳石が作られるのも、天井からポツポツと滴り落ちる
小さな一滴の水滴から始まるのでありますし、その一滴の水滴が正に
この瞬間に、地上に落ちた事になる訳であります。
大袈裟に言えばの話ですが、まあ、そう言う事なのであります。
ただ、今回のLEDランプの交換から、節電をした分の電力は
ほんの微々たる量なので、使われずに余った電力は無造作に
捨てられるだけの運命であり、地球の環境保護には役に立たない
砂漠の砂に吸い込まれた一滴、それが現状の姿であります。
この動きに多くの人が関わる事で、余った電力が大きな流れになり
電力会社が発電所の出力を減らし下げるまで、電力を使う側が
消費し続けている電力量を減らす為に、金銭的な負担、投資を
して行かなくてはならない、現実的な問題があるので切なくなります。
お金持ち達が、アッハッハッ、うちにはお金が沢山あるので
電気料金を多く払っていても良いんだと、自分の事しか考えず
テラ威張っている人がいますが、本来はお金持ちがドンドンと
巨額に金を使い投資をして、電力の消費量を減らすべきでしょう。
ガハハハハハッ、電気が余っているのなら、うちの工場に多くの
電力をよこせ~、なんぼでも使ってやるわ、ガハハハハハッと
大笑いをしながら言っているような、変な連中も多くて気が滅入ります。
そんな輩達は、金の亡者か、完全なお馬鹿なのでありましょう。
電力削減に一生懸命になり、努力している企業も多いので
少しは気が休まりますが、余った電力を蓄電しない限りは無駄が多く
単に発電された電力が送電線に流され続け、捨てられ続けている中で
各家庭で使用している、電気料金が安くなったと言う自己満足の
実感を楽しむような、節電を趣味とする一部の人達の行動だけで
終わらせてはいけないのでありましょう。
節電の動きが大河となって、火力や水力の発電所の所長が慌てて
発電の出力を下げるようになるまで、日本国国民は頑張らなくちゃ
いけないのでありましょうし、原子力発電所の再稼働を止めるには
それが、もっとも有効で早いのだと思います。
贅沢な遊びに分類される、趣向・趣味に釣りが該当するのかは
分かりませんが、釣りに行くのをとことん我慢して、良い釣り竿や
餌の調達、交通費を我慢して、LEDランプを買うなんて話は
本当に、馬鹿な釣り師だと笑われてしまうでしょうが
何かを我慢してまでの、そこまでをしないと前に進まないと言う
決意の元の実験であり、今回のLEDランプ購入に後悔はなしです。
おわり