巷では、赤肉のメロンが高級とされているようで
今やメロンの主流になりつつある、そんな昨今でありますが
今回の恐ろしいメロンの中身は、な、ななんと「青肉」でありました。
糖度もすごく乗っていて、熟れ具合もバッチリ
果肉はとても柔らかくて、とってもジューシー
もうもう、怖くて、怖くて、ひとくち口に入れただけで
歯がカタカタと音を立て、手はブルブルと震えてしまい
震えがなかなか止まりませんでした。

仕事から戻ると既に家族は
食事を終えていて一番最後に
食事を食べたのですが
こんなに多くの青肉の
メロンが残っていました。
きっと、メロンが怖い私を
困らせようと家族がニヤニヤ
しながら爪楊枝も3本も
刺してテーブルの上に
置いたのでありましょう。

今年初の青肉メロンが
あまりにも怖すぎるので
早くその姿を消そうと思い
急いで爪楊枝で刺して
次から次に胃の中に
閉じこめてしまいましたが
まさか、もう青肉メロンは
もうないだろうと冷蔵庫を
こっそりと開けると・・・・
キャ~ッ、まだ1個いました。
どうしよう、怖くて怖くて冷蔵庫が、また開けられなくなりました。
それにしても、甘くてジューシーで、テラ怖かったなぁ~
あんな怖い顔をしているのに、実は、良いメロンなのかも知れない
いやいや、メロンは怖い、そんな筈なんてあり得ない
きっと虜にして後で私を喰おうとしているに違いない。
ああ~、あまりにも美味しすぎて騙されるところだった。
危ない、危ない。
おわり