夏のメロン地獄も、すっかりと忘れ去っていた今日この頃でしたが
一難去って、又一難、敵は然る者、引っ掻く者、すっかりと油断を
していたら、再び、メロンが牙をむき、襲い掛かって来たのであります。
本日も普段通りに、ふぅふぅふぅふ~ぅ♪と、機嫌良く鼻歌交じりで
冷蔵庫の扉を開けると、なんと!突然!私の視界の中に入って来のは
メッ、メロン、それも、メメ、メロンが、2っも、あったのであります。
私は驚いて腰を抜かし尻餅を搗き、なななんで、メロンがあるのだと
大きな声で叫びながら立ち上がろうとすると、すっかりとメロンの
あの恐ろしい姿を見た恐怖で、腰が抜けた状態の侭で立ち上がる事も
出来ずに、あの恐ろしい牙を剥くメロンから逃れる為に、床をまるで這う
ようにして、命からがら隣の部屋まで逃げ、部屋の隅でガクガク
ブルブルと震えながらメロンが、冷蔵庫の中から消える事を願いました。
すると台所の方からコロコロと、何かが転がる音がするではありませんか
これは間違いなく、冷蔵庫の中のメロンが外に飛び出して来て
私を襲おうとしているのだなと思い、その恐怖で更に震えはましました。
すると、逃げ込んだ部屋のドアを叩く音が、ドンドン、ドンドンと2回して
開けてくれニャ~、おいらだニャ~と、ひげおⅢの声が聞こえ
恐る恐るドアを開けると、なんと、そこには、メロン2個に乗る
びけおⅢの姿が・・・・・・・・キャ~メロン怖~い!と大声で私は叫び
その場から逃げ走り回りましたが、そのあとを追うように、コロコロ
コロコロとメロンに乗りながら、ひげおⅢがニヤニヤしながら追い駆けて
来るではありませんか、親方はメロンが怖いのかニャ~
ほれほれ、メロンだよ~、甘くてテラ美味しいメロンだよ~と言いながら
ケラケラ、ニャニャと笑いながら、猛スピードでメロンを転がして来るのです。
もう止めてぇ~、メロンが怖いんだと叫び、私は大声で泣き出しその場に
ペタンと座り込んでしまいました。
すると、ひげおⅢは、もう親分を虐めたりはしないニャ
ごめニャ~と言いました、すると、私も、ごめんねと言いました。
そうして、ひげおⅢは、メロンをまた冷蔵庫の中にしまいました。
だから、あの2つのメロンがある限り、私は怖くて怖くて冷蔵庫の
扉を開ける事が出来ないのでありました。
下の写真は、その時に偶々手に持っていた、携帯のカメラで撮った
ひげおⅢの姿と、マスクが上手に掛からなかった、この世でなにが
一番怖いかと言えばの、メロンなのであります。

メロンに乗りメロン2つを
転がすメロンを巧みに
操れるようになった
自慢げな姿を見せている
ひげおⅢです。
笑いながら追い掛けて来て
本当に怖かったです。
メロンから、降りて「ごめんニャ~」と、謝っている時のひげおⅢです。

マスクメロンのマスクが掛からないと、マスクメロンはこんな顔をしています。

何とも凶暴な顔をしていて
如何にも、悪である事が
この顔からもハッキリと見て
取れると思います。
今にも暴れ出しそうな
危険な雰囲気がいっぱい。
恐怖に耐えながら震える手を
押さえながら出来るだけ
近寄りシャッターを”カシャッ”
実は、こんな顔をしていても、中身はとても美味しいのであります。
見てくれが悪いだけで、市場には出されない、裏の世界のメロンです。
やや糖度は不足気味ですが、メロンはメロン、アジウリ(通称アジューリ)
とは、まったく比べ物にならないテラの美味さです。
あ~怖い、怖い、思い出すだけで怖くて怖くて、チビッちゃいそうです。
おわり