地震予知連委員が警告 M8大型余震のXデー
週刊朝日 6月15日(水)17時10分配信
東日本大震災から3カ月が過ぎた。地震速報は減ってきたが、
M8級と言われる最大余震は、いつ起きてもおかしくない。
地震予知連絡会委員の名古屋大・山岡耕春教授(52)が、大型余震を警告する。
3月11日の本震直後は首都圏でも頻繁に起きていた余震が、このところめっきり減っている。
3月11日の本震直後は首都圏でも頻繁に起きていた余震が、このところめっきり減っている。
気象庁によると、東日本大震災の余震は、6月10日までにM7級が5回、M6級が77回、
M5以上は505回起きたが、M7以上は4月11日以来、2カ月もない。
気象庁は定期的に余震の見通しを発表している。
「余震は次第に少なくなってきており、全体的には、M7・0以上の
気象庁は定期的に余震の見通しを発表している。
「余震は次第に少なくなってきており、全体的には、M7・0以上の
大きな余震が発生する可能性は低くなってきました」(6月8日)
しかし、安心するのはまだ早い。確かに余震は次第に間隔が開き、規模も
しかし、安心するのはまだ早い。確かに余震は次第に間隔が開き、規模も
小さくなるものだが、巨大地震では本震から数カ月後に最大余震が起きる
ケースも珍しくなく、「とくに3カ月後あたりが危ない」とも言われるからだ。
1707年の宝永地震(M8・6)は3カ月半後にM7級の最大余震が、
1707年の宝永地震(M8・6)は3カ月半後にM7級の最大余震が、
1896年の明治三陸地震(M8・2)は2カ月半後に陸羽地震(M7・2)が起きた。
記憶に新しいのが、2004年のスマトラ沖地震(M9・1)だ。
3カ月後に隣接する震源域でM8・6の大地震が起きた。
スマトラ沖地震と東日本大震災には共通点がある。プレート境界で起きた巨大地震という点だ。
山岡教授が静かに語る。
「大きな余震は、震源域に隣り合ったところで起きやすい。
スマトラ沖地震と東日本大震災には共通点がある。プレート境界で起きた巨大地震という点だ。
山岡教授が静かに語る。
「大きな余震は、震源域に隣り合ったところで起きやすい。
余震は減っていますが、長期的には地震が活発な状態が続いている」
東日本大震災の震源域は岩手~茨城県沖の南北約500キロ、東西約200キロに広がっている。
東日本大震災の震源域は岩手~茨城県沖の南北約500キロ、東西約200キロに広がっている。
震源の宮城県沖の海底では、驚くべき地殻変動が起こっていた。
海上保安庁が海底の動きを計測したところ、日本海溝付近で
最大24メートル、地下断層は50メートルも動いた計算になったという。
「ここが最重要ポイントです。宮城県沖の滑りの大きさが、すべての原因のように見える。
「ここが最重要ポイントです。宮城県沖の滑りの大きさが、すべての原因のように見える。
幅100キロ、長さ200キロぐらいの範囲にわたって、50メートル以上滑った。
5~10メートル滑るのがM8クラスの大地震だけど、今回は滑り幅がとんでもなく大きい。
スマトラ沖地震の時も海溝沿いが大きく滑ったという報告があるが、
東日本大震災のほうが大きいんです。
なぜなのかはわからない。そこが一番、地震学者が驚いているところです」
東日本が乗っている北米プレート(岩板)が、東から押し寄せる太平洋プレートの
東日本が乗っている北米プレート(岩板)が、東から押し寄せる太平洋プレートの
沈み込む力に耐えきれず、跳ね上がって起きたのが今回の大震災だ。
日本観測史上最大のM9が「想定外」なら、地殻にもたらした影響も想定外だった。
日本列島も動いた。
国土地理院の分析によると、最大で宮城県石巻市の基準点が南東へ5・3メートルも動いた。
日本列島も動いた。
国土地理院の分析によると、最大で宮城県石巻市の基準点が南東へ5・3メートルも動いた。
東北の日本海側は約1メートル南東へ地殻変動しているため、
差し引きで東日本一帯が約4メートル広がったことになる。
「岩手から茨城沖まで全部滑ったので、恐らく、ためこんだひずみは解放した可能性がある。
「岩手から茨城沖まで全部滑ったので、恐らく、ためこんだひずみは解放した可能性がある。
ただ大きなひずみは解放しても、一回り小さなものは解消されずに残っている。
M9の地震によっていびつに残ったひずみが、
いつM8級の余震につながっても不思議はありません」
山岡教授は震源域の南側にも注目する。
この地域で「余効変動」と呼ばれる動きが活発だからだ。
大地震でプレート境界のつっかえ棒が取れた形になると、
さらに地下深くの断層や、震源域周辺の断層が
ゆっくりと動く。これを余効変動と呼ぶ。
「全体的に余効変動が減ってきた中でも、房総半島や茨城県南部付近で、まだ比較的多い。
「全体的に余効変動が減ってきた中でも、房総半島や茨城県南部付近で、まだ比較的多い。
ここを心配している地震学者は多い。
このひずみが首都圏に影響を及ぼすことも考えられます。
M8級の余震とともに、首都圏直下地震にも意識を向けておいたほうがいい。
実際、茨城県南部や千葉県北東部の地震活動は3月11日以降、非常に活発になっています」
政府の地震調査委員会は6月9日、東日本大震災による地殻変動の影響で、
三つの断層について、「地震発生確率が高まる可能性がある」と発表した。
双葉断層(宮城、福島県)と立川断層帯(埼玉県、東京都)、
双葉断層(宮城、福島県)と立川断層帯(埼玉県、東京都)、
糸魚川─静岡構造線活断層帯の牛伏寺断層(長野県)である。
現段階の30年以内の発生確率は双葉がほぼ0%、立川が0・5~2%、牛伏寺が高めで14%。
現段階の30年以内の発生確率は双葉がほぼ0%、立川が0・5~2%、牛伏寺が高めで14%。
この数字が具体的に何%上昇するかは算出できていないが、
とくに双葉断層は福島第一、第二原発付近を通っている上、
最大でM7・5の地震が予測されている。
「宮城沖で少し大きめの余震が起きれば、津波が発生する可能性がある。
「宮城沖で少し大きめの余震が起きれば、津波が発生する可能性がある。
復興に向けた作業にあたる人も、常に津波の危険性を頭に入れておいてほしい。
沿岸部だけでなく、首都圏も含めて防災面をもう一度チェックしてください」
あの悪夢から3カ月。山岡教授の言葉を受け止め、備えよう。
あの悪夢から3カ月。山岡教授の言葉を受け止め、備えよう。
地震は忘れたころにやってくる。
(本誌・篠原大輔)
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緊急増刊「朝日ジャーナル 原発と人間」
「福島原発メルトダウン」広瀬隆
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「福島原発メルトダウン」広瀬隆
最終更新:6月15日(水)17時10分
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正に、篠原大輔記者の言う通り、地震は忘れた頃にやって来るのである。
牛伏寺断層を含む、糸魚川-静岡構造線断層帯については
前から気になっていた断層帯でしたが、改めて牛伏寺断層だけを
ウイキで調べてみると、最新の活動期は約1200年前の762年あるいは
記載されていて、単純に数字を足せば、発生のリミットは過ぎていて
いわゆる、いつ巨大な地震が起きてもおかしくない、警戒度が100の
状態である事は、間違いのない事実のようである。
糸魚川-静岡構造線断層で地震が起こると、柏崎千葉構造線断層でも
同時期に地震活動をしているようにも思えるし、柏崎と言えば直ぐに
思いつくのが、活断層の上に建つ、柏崎刈羽原子力発電所なのである。
現在、柏崎刈羽原子力発電所には、1号機から7号機までの7つの
原子炉がある訳で、運転をしている原子炉と、使い終わった核燃料棒を
大量にプールに保管している事は、幼稚園児のだれでも知る事でしょう。
ぐらっと来て、プールから放射能が溶け込んだ水が大量に零れたり
電源トランスが火災を起こした、いわく因縁付の「安全神話」に守られた
地域の人々がお神から授けられた、人工太陽として崇め奉るような
原子力信仰も存在をしていて、子供達は黙っていろ、大人の話には
口を出すな!すっこんでいろ!と、反原発に子供達が口に出すと
こっぴどく叱られて、問答無用と、ムロに入れられてしまうとの噂も
あるとか、ないとからしいので、県や町の財政を支配している
最初は1機の原子炉が、財政の為とかで2機になり、3、4、5、6、7
既に半ダース越えの、大規模な原子力ステーションになっていて
そこから運び出される、低レベル・高レベルの核廃棄物が
フランスの核燃料再処理工場や、六ヶ所村にジャンジャンと運ばれ
金塊に変えられている、いわゆる、人類の厄介者である猛毒の
放射能を、金に変えている、錬金術ステーション基地のようなもので
電力会社は電力を売り、役人達は電力会社に媚びを売り
天下りのポストを手に入れながら、村人や県民達も右に倣えで続き
腰に手を当てて、ふんずり返って都会に電力を売ってなにが悪い
お金儲けは悪い事ですか?by村上ファンドの木霊が聞こえて来ます。
M8大型余震のXデーは、津波対策をすれば「安全です」とか
今も、まだ、寝ぼけた事を言っている学者や、政治家が大量にいる
こんな日本国の姿を見て、多くの日本国国民はどう思っているのか
誰かが津波対策と言えば、そうそう、津波対策が大切だよねぇ~
津波対策をすれば、今まで通りに電力を大量に使えるんだよねぇ~
早く津波対策をして、緊急用発電機を丘の上に設置してよ~
デヘヘヘ~って感じの、日本国国民が多いようにも感じますし
「地震」イコール、「津波発生」イコール、「津波対策済み」イコール
「安全です」になっていませんか、地震でグラッと来て、原子炉が斜めに
かしがったならば、即時に冷却用の配管は外れ、運転中の原子炉は
真っ赤に燃え滾り、その熱で水か水蒸気に変わり、超高圧の水蒸気が
圧力容器に貯まって、水蒸気大爆発を起こす訳であります。
原子炉内部の核燃料が吹き飛び、幼稚園のグラウンドに落ち
幼児が、ちぇんちぇい~、おもしろい物が空から降って来たよ~って
手で握り職員室に持って来るんです。
どうしますか、そんな事が起こる可能性がありますが、見過ごしますか
それとも、そんな事は絶対にないとした、「安全神話」を頑なに信じて
まだまだ、人間の創った、安全物語に縋り付き続けますか
お母さん、青白く光る綺麗な筒が外に落ちていたよ~と
魚取りに行っていた子供が、ステンレスのバケツに入れて
嬉しそうな顔をして帰って来たら、お母さん、どうしますか
一緒になって、あら~綺麗な筒だわと、喜ぶ人もいそうなのが
現在の日本国の姿なのでありましょう。
そんな事なんて絶対に起こらない、起こる筈がないと言っていて
福島第一原子力発電所の建屋がぶっ飛んでしまい、あら、あったわね
福島の人は可哀想だわね、お金を上げましょう、それで問題は解決よ
放射能汚染で住む場所がなくなった人は、違う場所に住めば良いのよ
政府はきちんと面倒を見るべきだ、なにやっているのよ対策が遅い
なんて言う前に、原子力発電所を日本国には建てさせないように
声を出すべきだったのではないのでしょうか、いわゆる、秘書が全て
一人でやった事だと言っている、小沢一郎と表意一体になっている
日本国国民が多いと言う事なんでしょう。
おわり