エコ関連で何度か、このブログでも注目をして来た夢の動力
「スターリングエンジン」なのではありますが、強い動力を得るには
高い温度の熱を必要とする「スターリングエンジン」ですから
100℃以上の熱源があれば、水を熱し水蒸気を発生させて
タービンを回す方法の発電装置の方が、本体の構造もコンパクトで
コストも安く、摩擦部分も少なくメンテナンスも容易ですし
回転運動から回転を取り出すので、機械的なロスも少ないので
発電効率も良いなどから、「スターリングエンジン」は、あまり注目を
されていないのが現状でありますが、ただ「スターリングエンジン」は
水を必要としませんので、水を貯めたり復水させる大きな外部装置を
必要としませんので、コンパクトに纏められる利点があると思います。
捨てている100℃以下の廃熱を利用して、強いパワーが出せる
「スターリングエンジン」を開発できれば、工場プラントの配管等に
組み込む事で常に発電をしますから、捨てられている熱エネルギーを
電気エネルギーとして再生する事が可能になる、夢を持ち得ています。
いわゆる、発生している熱と、大気の温度差を利用して、回転運動に
変えているのが「スターリングエンジン」の動作構造ですから
エンジン自体は、あまり複雑な機械的構造ではなく、取り扱いが楽で
そのメリットを利用をして、本体を小型にして、小さな発電器を数多く
回す事が出来れば、大電力を生み出せる可能性があると思います。
何かを製造する過程で捨てられている、廃熱を利用を第一条件として
システムを組み立てると、エネルギーの供給は経費ゼロですから
生まれた電気エネルギーは、100%の利潤となりますので
そこから、システム構築費用と、維持管理費を引くだけで良く
いわゆる、太陽光発電と同じ計算が出来る訳であります。
すなわち、大電力を一台の「スターリングエンジン」で取り出そうと
してしまうと、高温の熱が必要となり、機械設備も大型となり
広いスペースも必要で、大きな部品は自重から摩擦も多くなるし
可動部分の部品も高額になり、メンテナンスも費用も増えてしまうので
「スターリングエンジン」を、小型化をする事で、小さな熱エネルギーを
有効に効率的に使い、複数個の発電機を一つのシステムとして長時間
稼働をさせる事で、多くの電力が取り出す事が出来れば、実用化の道も
見えて来るのでありましょう。
平均気温を25℃と設定して、廃熱エネルギー温度が80℃
温度差55℃程度でパワーがある「スターリングエンジン」を作れば
もの凄く利用可能なヶ所があるでしょうし、何気なく捨てていた熱から
お金に換算が出来る電力が発生する訳ですから、採算が合えば
どこの工場でも家庭でも導入を考える事でしょう。
あっ、家庭では24時間の熱源はないですし、動作音がありますから
五月蠅いので難しいですが、騒音が気にならない工場などとか
温泉・地熱がある山小屋などでは、防音をした発電室があれば
排気ガスも出さないので環境に良い、電力が24時間得られるので
太陽光発電よりはとても有効な発電になるのでしょう。
また、時間があれば「スターリングエンジン」を考えてみる事にします。
今日は、もう、考えるのは終わりにします。
おわり