山の神には内緒の隠密行動、これも又、仕事なんだよセニョリータ
強風が吹くでしょう、波が高いでしょう、雨も時折に降るでしょう。
それでも、これも仕事なんだと決起をし、車を走らせひとっ走り
1時間後、無事に到着はしたのは良いけれど、案の定、到着と同時に
雨が降り出して、風もビュンビュン吹いている。

通称、ヒトデ埠頭を改名し
いつもの、アメマス埠頭にて
おもむろに、遠投補助グッツ
「Version2.1」にお気に入りの
スプーンを装着して30投
なにも来る気配はない。
ルアーチェンジを数回行うが、全く、本当に何の魚の気配すらもない
根掛かりギリちょんで、海底昆布にヒット、根っこが毟れ釣れただけ
ロストはなし、四方八方に投げてみるが、ライズもなければなにもない
100%釣れないモード突入かと、釣り師ならば誰でも感じてしまう
あの嫌な予感が脳裏を過ぎる、ならば石斑魚でも何でも良いからと
小型のスピーナーを装着して、投げる、投げる、投げまくる
しかし、ノーバイト、全く魚の気配がないので、場所を移動する事に
遠くに見えていた釣り師の横を通るが、全く釣れている気配なし
車を風除けにして項垂れていたので、そのオーラーで直ぐ分かる。

あったので気になって船名を見ると
カルビーポテトと書いているので
へぇ~美味そうな船だな~と思い
車内から撮影してみた。
後ろに見える白い船は名なしの
ゴンベイの巡視船だった。
大型船が荷下ろしをしている埠頭に車を止め、外に出ると風が再び
強く吹いていているが、雨は上がっていて、空の雲は勢い良く流れ
日が差したり曇ったり、遠投補助グッツ「Version2.1」を再び投げる
なんかを釣ってやろうと、根性が入り1.8Mのルアーロットに
小型リールを付けて、チカ用のサビキをぶっ込んで置き竿にしながら
遠投補助グッツ「Version2.1」を投げ続け、ルアーチェンジ続けたが
全く生命反応がない、再び、小型のスピナーを80Mブッ飛ばす
表層からボトムまで、丹念に探りながらリールを何度も巻き続けた
すると、ガッンとしたショックが、根掛かりかと一瞬思ったが
重いが寄って来るので、こりゃ~ゴミだなと思い50Mぐらい引き寄せると
なんと、それは、あの、ルアーでは釣れないと言う珍しい獲物


ちゃんと、足にガッツシ、フッキングしているではないか~
如何にボトムのギリギリを操作しているかが、ハッキリと分かる
自分のその腕の凄さに満足をしながら、大きくなって誰かに釣って
貰いなさいよ~と、優しく声をかけて、リリースをしてあげた。
去年も、ヒトデでスタートした港であるが、今年も、またもやヒトデを
釣り上げてしまった、ルアーでは滅多に釣れないヒトデが
見事にフッキングとは、何とも情けないやら、腕が良いのやらで終わった。
チカ用のサビキにもなにも変化がなく、ボウズ決定、見事に敗退である。
すっかりと釣れなくなった港、釣り師としてはガックリしているが
経済重視の貿易港として、商人達は、力が入っているらしく
時代の流れに釣り師は場所を追われるだけなのだろう。
帰りがけに川の河口の様子を眺めたら、やはり海は荒れていた。
NHKの国会中継ラジヲを聞きながら、1時間をかけて帰宅
160km、約16Lの損出、昼の弁当は、冷やご飯で味海苔おにぎり
梅干しパワー入りと、在庫の鯖の缶詰を1個、飲み物は買い置きの
ペットボトルの甘いコーヒー1本、ルアーロストは無し
遠投補助グッツ「Version2.1号機」も、ロストは無し
損出は、油代だけで経費も少なくて、とてもラッキーだった。
魚が釣れればもっと良かったが、そう上手く行かないのが釣りである。
波も穏やかで、海水に濁りもなく、晴れた風もない日のサーフで
遠投補助グッツ「Version2.1号機」を使ってリベンジをしたい。
待ってろよ、サクラマス&巨大アメマスよ~
おわり