
無用の長物である85丁の
スプロケットを犠牲にして
1個目の墨出しを終了して
2個目の墨出しが終われば
いよいよ待ちこがれていた
待望の切断が開始され訳である。

新品のスプロケットは瞬く間に
犠牲となり、新たな命を吹き込まれ
二つのパーツとして切り出され
命を吹き返し、私の役に立つ時
その輝く時を待っているかのように
残された部分も大切に保管されて
パチリと撮影された訳であります。

手出しありの、珍しいショット
カッターを握る手の小指が
ピ~ンと立っているかは
確認が出来ないように撮影に
気をつかい、更に、アルミ盤に
顔が映らないよう工夫がなされ
次の行程となる作業風景の一枚
このアルミ板は、2㎜と厚いので、切断する機械があれば良いな~と
いつも思ってしまう、根気のいる作業の場面である。
回転式の切断機を使う場合は、アルミ切断専用の刃を使用しないと
すぐに刃はアルミの溶けた切り屑で、目詰まりを起こしてしまい
板材を切ると言うよりも、溶けるような感じとなり、切り口の処理が
後で非常に大変になる事は、誰もが知る常識中の常識でありますが
アルミを切る刃がないので、だからこそ、カッターを使って地味に
何度も筋をなぞり、深さが良い具合になったら、コキコキのポキンと
折るのが、早くて後の作業も楽なので、その工法を採用している
なんとも手間暇の掛かる作業風景なのでありました。
シャーリングがあれば、スッパンスッパンと、楽々思い通りに
パーツを作れるのだろうけど、こんな地味で時間が掛かる作業を
しなければならないが、マシーンがないんだからしょうがない
なければ手作業でコツコツとやるだけ、そうして、一つ一つの作業を
積み重ねて、コツコツやらなければ、始まらないのでありました。
厚いアルミの板を、コンピューター制御のルーターで削り出せば
一発でこんな作業は終わるのだろうけれども、いずれにしても
そんな厚いアルミ板もなく、自動で動かせる機械もない訳だから
元となる原型を作って置かなくては、量産化となった場合に
これと同じ寸法と形の物を作ってくれと、鍛冶屋のオヤジに
めんどくさい説明をしなくても済むし、直ぐにでも発注する事が
出来るようにしておかないと、海で待つサクラマスの時期は
とっくのとんまに通り過ぎてしまい、海アメにしか使えなくなり
アキアジゲットも、遠くなる人達も増えてしまうのは忍びない
だから頑張って、地味でも良いから作るしかないのであります。
ブログを書いている、そんな暇があったら、さっさと作れ~!と
お叱りのお言葉などが、皆様から寄せられると思いますが
なにをするにも一人でありますし、思わず、千手観音になりた~い
みたいな気分になりますが、間違いなく着々と計画は実行され
あすこの部分をああやって、こうやれば、完成は目の前でありますし
後は微調整をすれば、デモ機の本体は次々に出来上がって
あれをこうやって付ければ、遠投補助グッツ「Version2.1号機」は
出来上がりますので、もう暫くお待ち下さい。
製品にバラ付がありますと、致命的なデーターしか得られずに
最終的には皆様に、多大なご迷惑をお掛けする事態になりますので
製品精度の均一化に、是非ともご協力の程を宜しくお願いいたします。
ロゴはどうしよう、それはまた後で考えます。
製作はつづく、今日の記事は おわり