屋外に出たらカキンコキン | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

十勝・帯広を洗濯いたし申し候

Yahooの勝手な事情からの移民です。トホホ

本日もシバレています。
 
仕事の途中で道路に設置されている温度計を見ると
 
午前10時で、-6.3℃、なんだ~たいした寒くべあと楽観
 
防寒用のジャンバーを着て外に出て、20分程度屋外に
 
すると強風に体温がみるみる内に奪い去られ
 
肌が露出している部分、顔がしゃっこくなり、次に指先が動かず
 
メモを取る手がギコチなくなってしまい、身体も硬く足の運びも鈍り
 
ヒマヤラ登山隊が動けなくなる、あの恐ろしい低酸素症とは
 
これまた違う、これが寒さから体力が奪われ動けなくなる
 
寒さからの疲労なのだなと、勝手に思いながら、その寒さから
 
タロ~、ジロ~と叫んでしまいました。
 
寒い日の風を舐めたらアカンゼヨ~と、バリバリの北国育ちの
 
道産子、風っ子の一生の不覚、正に、風が強い時の体感温度を
 
すっかりと忘れて防寒ズボンを履かなかった、完全なる私のミス
 
いわゆる、「ミス道産子」状態、正に、この寒さの中での釣りは
 
命がけである事を、たった数分間の屋外体験で、予習・復習を
 
しっかりと、したのでありました。
 
そんな極寒の環境から命からがら逃げだし、まだ完全には
 
冷め切らない温もりが残る車内へと転がり込み、エンジン始動
 
南国の風と間違ってしまう程の、暖かいヒーターの風に暖を取り
 
天国天国と言っている間に、なんだかジワ~っと膝っ小僧が
 
痒くなって来て、これは、まさか、あの懐かしい霜焼けではと
 
その懐かしい症状に気が付いたけれど、時、既に遅し
 
うひ~っ、カユィ、カユィと、言いながら膝っ小僧をボリボリ
 
その姿は、まるで、もののけに取り憑かれたように無心になり
 
膝っ小僧を掻き毟り、カィ~と言いながら、ルームミラーで
 
自分の顔を見てみると、ほっぺが真っ赤なリンゴちゃん
 
うひひ~っと、一人で笑いながら遠いあの日の思い出が蘇り
 
全面結氷をした十勝川を友達4人と無謀にも横断をした
 
寒い吹雪の日を思い出したのでありました。
 
不思議な事にスイッチを入れていない筈のラジヲからは
 
映画スタンド・バイ・ミーの曲が、確かに私の耳に聞こえました。
 
日本語の歌詞は、エンドロールに流すのは、良いとか悪いとか
 
巷では、賛否両論があるけれど、英語を知らない私としては
 
完全にアリ、良いと激しく強く思う訳でありまして
 
夜の闇があたりを包む、月明かりしか見えなくても
僕は怖くない、怖くないさ、君が側にいてくれるなら
友よ、友よ、いつも側にいておくれ、いつまでも僕の側に
 
歌詞と映画のシーンが蘇り、自分の想い出と重なってしまい
 
つい涙が出てしまう自分が居て、映画も見ず曲も聴かずに
 
仕事場に戻ってから、急に涙がポロリと落ち始めてしまい
 
やはり歳をとると涙腺が非常に甘くなるのだなと実感しつつ
 
こんな時に来客が来たら、あんた泣いてんのねぇ~
 
うっしっしと、言われちゃうので、こっぱずかしいので早々に
 
涙を拭いて、何もなかったかのようにマイブログを開き
 
更新の記事を書いている訳でありますが、歌詞を書いていると
 
またまた涙が出てしまい「あんた泣いてんのねぇ」状態に
 
テッシュは目にして、ん?あっ、キッスは目にしてを近藤です
 
もとい、テッシュを手にして涙を再び拭いながら、まるで、映画
 
大魔人が豹変するように、大人の顔に戻す訳でありました。
 
-6℃でこれですから、吹きっ晒しのサーフに完全装備をせずに
 
少しでも隙がある姿で、30分も立ち続けていたら、忽ちに
 
妖怪雪女の吹く息に、カキンコキンにされてしまう事でしょう。
 
厳寒の海、太平洋の海岸に立ち尽くす、遠投釣り師計画は
 
早くもフリーズか?えっ、誰ですか?プリーズと言ったのは
 
そんな殺生なぁ~、身が凍るような怖い事を言わないでぇ~
 
おわり