<山口大>元教授の研究室を捜索 不正経理問題で 山口地検
毎日新聞 11月16日(火)13時37分配信
山口大の公的研究費を巡る不正経理問題で、山口地検は16日、
山口県宇部市にある山口大大学院理工学研究科の元教授の
研究室を詐欺容疑で家宅捜索し、強制捜査に着手した。
山口大は元教授が架空発注などで約1億3000万円分の
不正に関与したとして2月に懲戒解雇し、同容疑で6月に告訴していた。
地検は押収資料を基に、パソコンなどの転売先や
流用した研究費の使途について調べる。
大学の内部調査によると、元教授は04~09年、
納入業者に消耗品を発注したように偽装。
代金だけを大学から業者に支払わせ、その「預け金」で
パソコンやデジタルカメラなど869台
(計1億3000万円相当)を購入したとされる。
大学側はこのうち、元教授が06年2月~09年10月に
発光ダイオード購入を装って大学から約7000万円をだまし取り、
私的に流用したとして告訴していた。
大学の調査では、元教授は、転売したデジカメ2000万円分の
私的流用は認めたが、残りは「破壊実験で壊して捨てた」と話したという。
地検はこれまでに、元教授や納入業者らから任意で
事情を聴き、元教授がインターネットなどを通して
中古業者へ売却したとみて裏付けを進めている。
山口大ではこの他にも約5700万円分の不正経理があり、
大学は、理系・医学系の学部や大学院の教員、元教員
計30人と、工学部の技術職員1人が関与していたとして、
26人を停職などの懲戒処分にしている。
物品を架空発注し業者に研究費を預けてプールする手口が大半で、
翌年度の研究費や資材購入などに充てられていたという。
【佐野格】
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産学協同を軸にした大学運営を進めている、帯広畜産大学でも
最近になり、長年行われていた不正流用が明るみに出た訳であるが
帯広畜産大学でも同じように、公金を業者に預けたり、プールさせていた訳で
私的流用がなかったとは、おそらくは言い切れない、多額の現金を目の前にすれば
欲望を生み出す金の魔力に取り憑かれない者などは少なく、その欲望に負けて
内部的に秘密にされた金の使い方、違法性の高い公金の使い方があったのでは
ないかと推測するのが普通であり、まあ最初は10円の使い込みがついついと
その金額が増えてしまい、バレないだろうとエスカレーションをして行き
長年に渡り不正を続けていたら、気が付けばとんでもない額となっていて
ついには、会計検査院の目に留まり、公の目に触れてしまう事件となり
現在は捜査中の状況であろうが、その捜査の進展について、国民市民には
何一つ情報が開示されておらず、私的流用があったのか、ありそうなのか
それとも帳簿と突き合わせ、一切なかったのかを、捜査の進行に合わせて
捜査段階で確実になった事柄だけでも国民市民に公開をするべきであって
不正に使われた金は日本国政府の金ではなく、まして国会議員の金でもなく
日本国民全ての人の金であるのだから、国民市民全員が被害者なのであり
極一部の者達が、捜査状況を知り隠すなどと言う行為は、言語道断であり
竹島問題と通じる共通する事柄なのであろうし、官房長官が裁判官に向かって
無罪にしろ釈放しろと、平気で行われているダブルスタンダードの法律は
正に、隠蔽国家そのものであり、悪の温床へと繋がるのでありましょう。
小沢一郎が公金を使い不動産を取得した、明らかに拘禁を不正に流用し
不動産の名義を個人とし私物化をした問題について、捜査の手が入ると
国策捜査だと文句を言っている国民達がいるようだが、全く持って公金とは
どのような金であるのかを理解していない、公金を食い物にしているような
盗人猛々しい国会議員、公務員達と同類の者達であろうと、私は強く思うのである。
山口大の事件も、畜産大学の事件も、共通する点が多いので、おそらくは
畜大にも似たような私的流用はあるだろうし、地元の新聞社には事件捜査の
進展状況のネタは掴んでいる筈であろうが、地元の有力紙である「かちまい」は
国民市民に真実を伝える正義感などは、金と正義を天秤に掛けなくてはならない
経営者の大学側と繋がる、かちまい経営者の人間関係や、柵が強くあるだろうし
地元の有力企業と畜大は深く結びついているから、営業としては会社の利益や
収益などマネーに関わる重大な記事にもなるので、最初の事件発覚以降は
極力その話題には触れたくはない、隠蔽の方向に記者達は巻き込まれてしまい
隣の猫が生まれました、あのラーメン屋が美味いです、などと言うゴシップ
記事を多く載せていれば、そのうち国民市民も事件の事は、忘れるだろう的に
帯広十勝、日本国を代表する大学なのに、なぜに不正経理が行われたのか
などと言う事件を検証するような、一面を使った特集記事も組まれずに現在に
至っている訳であるが、人間としての正義を貫いた、あの海上保安官と同じ心を
持っている記者が存在をしていたならば、記事にせずには居られないと思うが
まあ、いずれにしても「かちまい」は、マネーに特化をしているし
地元の名士とも深く関わっている、連んでいる地方新聞であるからの社風からして
道新の記者に期待するしかないのかも知れないが、道新も色々とあるから
これまた、国民市民の金、公金が不正に使われていながら、その事件の情報の
開示には至らないのかも知れない訳であるし、仙石官房長官は裁判所にまで
脅しや圧力をかけるヤクザと同じ遣り方をするのだから、最早、正に、日本国は
無法国家になっていると言っても、過言ではないのかも知れない。
この国では、誰を信用すれば良いのでしょうか、日本国政府も信用が出来ないし
公務員も事業仕分けで切られた予算を、なに食わぬ顔をして復活させているし
狐と狸が住む、騙し合い国家とでもいうべきなのでありましょう。
おわり