防げただろう、津波の被害。 | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

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津波来襲のニュース、速報に日本国国民が大きく翻弄された1日が終わり

三陸では、「沈む港町 三陸の打撃深刻 養殖施設が破損や流出」などの記事が踊る。

チリの大地震で津波が来るかも知れない、津波警報は、もしも来なかったら、我々の責任問題と

なるので、確かな津波の予兆、証拠を掴んだ後に出す、by気象庁とか言っていたのである。

来るのか来ないのかハッキリさせずに、津波警報が出されたのは翌日の事であった。

その失われた時間がなんとも悔やまれる、せめて、津波が来る可能性を踏まえて

前の日に、養殖漁業者だけにでも、漁協を通じて、養殖いかだの繋留を強化するなどの

指示を出していれば、最低限の被害に食い止める事が、それこそ可能だったのだろう。

津波の力や原理、襲い来る周期などを、見くびっている日本国国民が実に多い事が

ハッキリと見えた今回の津波の来襲であったのだろう、しかも、メディアの情報も

正しい情報を人々に提供せずに、良い絵を取ろうとしている姿が丸出しで、錯綜した情報が

飛び交っていた事も、非常に大きく反省するべきなのであろう。

画像の解析度が低い、海の風景を映したってなにも意味はないのである。

津波が最も早く来るだろう、港の岸壁などを鮮明な画像で、定点カメラで映し出して

人々に見せていた方が、絶対に良い情報になる訳であり、潮流の動きを映し出せば

海の動きに精通している人達は、津波が来たと分かるだろうし、ガチャガチャと画面を

切り替えて、古い情報や画像を繰り返し何度も放送で流すなど、全くもって以ての外である。

決定的瞬間を映す、スクープ狙いのような報道の仕方は、人々に誤った情報を与えてしまい

かえって反対に、不安や危険な行動を増す結果、事態となってしまうのである。

45分遅れて津波が到達したならば、直ぐさまに、津波到着予定時間の表示を直し

民衆に伝えるべきであり、いつまでも古い情報を流し続けるのは、愚の骨頂であって

一度沖に出た漁船が次々に帰ってくる、そんな事態を招くのである。

今回は、最大でも1.2M程度の津波だったから、不幸中の幸いだったのだが

これが、もっと大きな津波だったならば、防げるはずの被害を、TVメディア業界の

好い加減な報道から創り上げてしまう、悲しい結果、事態になっていた事であろう。

遠地の津波がどう言う物なのかを認識をしていない、海を見て専門家に、来ますかねぇ~

なんて言っている素人がチョイスしたTV画像と、恐い物見たさの野次馬と成り果てた

アナウンサーの声に翻弄された、そんな昨日の1日であった事は言うまでもない。

日本国に存在しているスーパーコンピューターは、やはり、巨額をかけた飾り物であって

緊急時にはなにも役に立たない、利用する事も出来ない物である事は、紛れもない事実として

多くの国民は知った事であろうし、気象庁の職員も、津波警報の発表を誤報と成る事や

自らの責任にあまりにもビビリ過ぎてしまい、判断を誤ってしまった事を反省すべきだろう。

前の日に、予防として行えた時間がありながら、防げただろう被害が出てしまった

三陸方面の養殖漁業者には、正に、気の毒な事ではあったが、日本国全体として考えれば

今回の津波は、遠地の大きな地震の規模とすれば、津波も小さく被害が最小限で留まり

誠に、幸いであったが、今回のような人々に与える情報の錯綜から、人々を不安に貶めた

今後に於いて、二度とあってはならない苦い経験を、TVメディアは勿論の事、日本国政府も

大きな反省材料として利用し、今後の日本国国民の生命と財産を守る事に

大きく活かすべきであると、私は声を大にして提言をするのである。

おわり