太宰治「斜陽」の舞台、小田原の別荘全焼
12月26日10時16分配信 読売新聞
26日午前4時過ぎ、神奈川県小田原市曽我谷津の別荘「雄山荘」から出火、
木造2階約140平方メートルを全焼した。
けが人はなかった。別荘は、太宰治の小説「斜陽」の舞台として知られる。
小田原署は不審火の疑いもあるとみて、出火原因を調べている。
同署などによると、近くを通りかかった男性(49)が
「オレンジ色の炎が上がっている」と119番した。
建物は、付近の農業男性(63)の所有で、10年ほど前から空き家だったという。
約2時間15分後にようやく鎮火した。
小田原市などによると、雄山荘は、和風を基調としながら
西洋風や中国風の形態を取り入れた独特の建物で、1928年(昭和3年)に
地元出身の実業家の別荘として建築された。
47年2月に太宰が数日間滞在した。
空き家となった後は、太宰のファンらが約4000人の署名を集めて市に保存を要請。
市が所有者と交渉したが、合意に至らず、老朽化が進んでいた。
太宰の娘で作家の太田治子さん(62)は「9月に雄山荘を
舞台にした父母の作品を出版したばかり。
生まれてから3歳まで母と過ごした家で記憶は薄いが、
何ともさみしく思う」と話した。
最終更新:12月26日11時18分
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他人の財産を保存しろと勝手に言い出した、買い取る金も出さないような
全く無責任な、持ち主の事など一切考えていない、どこからか沸き上がったのか知らないが
署名を集めて市に保存を要請をした、太宰のファンらが約4000人の勝手な言い分から
持ち主は怒りを覚え、燃やしてしまったような、そんな気もするのである。
不審火の疑いもあるとみて、出火原因を詳しく調べているのだから
後に、その真相が明らかになるのだろうが、金も出さないで人の財産を保存しようと
署名を集めるのは、ある意味、集団的暴力行為なのかも知れない。
おわり