帯広競馬場施設化「集落」空間を演出【帯広】
十勝毎日新聞 - 2009/12/11 14:07
帯広市は11日、帯広競馬場複合施設化に関する民間会社の事業提案概要を明らかにした。
「とかちむら」をコンセプトに、小さな家や小屋が立ち並ぶ集落のような開放的空間を創造する。
馬の資料館西側や競馬予想紙売店南側の敷地に産直市場、
レストラン、物産館の3つのゾーンを配置。
レース走路やエキサイティングゾーン側に展望テラス付きの家族向けレストランを設け、
ばんえい競馬を楽しめる演出も提案した。
提案者は都市開発コンサルティング会社「街制作室」(札幌市)と
設計会社「象設計集団」(音更町)の2社。
運営主体は提案者と地元関連企業で構成する特別目的会社
「SPCとかちむら株式会社」(資本金1000万円)が担う。
同目的会社にはネクサス(帯広市)などを含む4社が出資、今月下旬に設立する。
店舗面積は合計で648平方メートル。売上げは年4億8360万円、
買い物客は年55万7900人を想定している。
集落のような開放的空間、全面的にガラスを使用し
気軽に立ち寄れる空間などをコンセプトに掲げた。
「帯広・十勝の魅力を発信する拠点づくり」
「ばんえい競馬・ばん馬の魅力を広める拠点づくり」を目指す。
競馬予想紙売店の南側に産直ゾーンを配置。十勝の各農協、漁協、生産者団体が
生産物を持ち寄る農水産物市場を形成し、十勝産を中心に道内各地の加工食品を販売する。
馬の資料館西側の物産館では、十勝のクラフト、スイーツ、ナチュラルチーズなどを販売する。
競馬予想紙売店北側のレストランゾーンには、複数の店舗を設置。
帯広十勝を代表する飲食店、十勝のさまざまなスイーツを楽しめるカフェのほか、
飲食店周辺に板デッキのテラスを作り、戸外での飲食、
テラスからの競馬観戦などを提案している。
豚丼など十勝の名物料理、トッピングを選べるピザのテークアウトなどの業種を想定している。
総事業費は2億5000万円。
市は来年3月議会に建設費補助の事業予算を提案し、
4月に事業着手、7月に供用開始する見込み。
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ばんばの生き残りを模索し、事業を興す前から前もって失敗が見えている
完全なる「政官業の癒着」した体勢の中で行われる、市民の利益とはなる筈もない
完全に地元の競馬関係者だけが動かしている、打算的な事業なのであろう。
世間に不景気風が吹き荒れ馬券の売上げが伸びず、悩んだ末の事業にどんな夢があるのか
メロンで夢を見て無計画に事業を拡大し破綻した、あの夕張市に同化して見えるのである。
多くの人々が収入を減らし、不況の中に余計な出費など出来ず喘ぐ中に、俄に創り上げた
机上だけで練られた集客施設で帯広競馬場を維持させるなど、完全に博打のようなものであり
帯広市民から集められた市税を丁半も分からない、博打に投じるなど全く言語道断であって
事業を起こし成功率が低いのにも関わらず、総事業費2億5000万円もの市税を拠出するなど
帯広市民としては、絶対に手放しで認める訳にはいかないのである。
金さえ投入すればなんとかなると考た、公共事業や税金に頼り切り、どうせ人の金なのだからと
いつものように考えている、十勝の地域の権力者や有力者の考え方から出た計画に
そうで御座いますね、さようで御座いますと、夏目漱石の本に出て来る、あの赤シャツや
野太鼓を思い浮かべる、土地の権力者や有力者に媚びを売る、イイフリコキの市役所職員
幹部達が後押しをし予算付けを主導し、失敗をしても誰にも責任などは皆無となる方法で
人が沢山集まりますと、想像上の集客人数が計上された、辻褄合わせだけが帯広市民に
振り撒かれ、甘い集客予想がある打算的な事業に拒否が、投じられようとしているのに
役所のやる事にはまるで興味のない顔の者が多く、反対を表明し論議する市民も少なくて
いつもながらのガラス張りを目指すと豪語しながら、市民の声は汲み上げない策略に満ちた
腹黒い帯広市の遣り方、有力者や権力者の中で既に決定ありし計画は、強行に実行する
いつもの動き気配を激しく感じ、帯広市民のいつもの無関心さに呆れてしまうのである。
60億円も掛けて建設した、屋内スピードスケート場も、地域のスケート選手の育成の為に
作られた施設ではなく、公共工事を創設する為だけに計画された、税金の無駄使いであろう
杜撰な管理状態が次々に出ていて、1月のスピードスケートシーズン真っ盛りである
学生達が冬休みとなり、練習に真剣になり取り組める時期に、ワールドカップ準備や開催の為に
施設が2週間もの長期に渡り、一般使用が出来ず閉鎖をするのか、全く訳が分からないのである。
既設を選ばず競技が実施が出来る、全天候性の屋内スピードスケート場の意味を全く理解せず
学生や子供達の技術が伸ばせるこの時期に、何故に施設を長期に渡り占有する、国際大会を組み
実施するのか、帯広市役所の無計画であり、杜撰な考え方が露呈されている中、大義名分として
出されていた、地域のスピードスケートの振興と選手の育成などと言う話は、巨額な工事費の
公共工事を出したかっただけの、本当に醜い姿があからさまに露呈されていて、その砂川市長も
そうそうに勇退を表明しているのだから、全くもって笑える話なのである。
屋内スピードスケート場の維持費も膨らみ続ける中、帯広市の財政が更に大きく切迫し
益々、帯広市民に負担を強いる様な「帯広競馬場複合施設化」市税の無駄遣いともなる可能性が
非常に高い公共投資は、今の時期に行う必要など全く無いのであろう。
景気が回復してから行うのが大前提であり、赤字経営の競馬場の延命処置の為に
巨額な税金を投入する事を考えている、帯広市議会と市長は何処まで民間企業との癒着を続け
一部の者達の利益を守る為だけに媚びるのか、帯広市議会議員、帯広市長、帯広市役所職員は
一部の者達の奉仕者ではなく、帯広市民全員の奉仕者でなくてはならないのであって
失敗する可能性が高い事業に市民の税金を、無責任な顔をして投入してはならないのであり
帯広競馬場の広い土地を、営利目的の民間業者に、年間160万円の破格値で貸し付けるなど
帯広市民の財産を一部の者達が私物化をして、賃料を法外に安く取り決められたとしたならば
それは背任行為として市民に訴えられても仕方のないことであろう。
ただ、あの土地は、大国陸軍が農協連に無料で譲り渡した土地なので、帯広市の土地でない
逃げ道があるから帯広市は、犯罪にはならないと高を括っているのだろう、その事から言えば
民間企業同志の賃料の取り決めの話し合いとなるのだろうが、民間の土地で公営ギャンブルを
赤字であっても、どうしても続けなくてはならないのかと、大きな疑問も大きく湧いて来る。
馬産地の十勝の産業を守る為にも、もっと活力がある事業計画を施さないと、単に間に合わせの
事業に媚びていると、一気に機能が停止し、産業に計り知れない大打撃を与える事になるだろう。
日本国政府の温室効果ガス25%削減も出され、日本国全体が、エコ志向が高まる中であり
十勝の馬産地としての産業を守る為にも、十勝の優秀な産業でもある農業などと、コラボして
大きく観光型の農業に取り組み、どさんこ馬を畑作の農耕馬として普及させ、ばんば競馬も
ギャンブル性を低くし、十勝の祭り的な感覚としてイメージチェンジを行い、馬の生産者にも
農家にも、観光客から利益が流れる新たな経済の流れを、構築して行く必要があるのだろう。
さもないと、税金を湯水の様に使う事を続けていれば、いずれは、貧困層を救う社会保障費も
なくなってしまい、少子高齢化が顕著に進む帯広市の財政は、益々、働く世代が少なくなり
老人福祉の予算も大きく減額せざるを得ない逼迫した状態となり、最終的には夕張市のように
帯広市もあっという間に破綻してしまう事であろう。
税金を投入し産業を守るのは、ある意味、地方行政の断末魔の叫びなのかも知れない。
おわり