電力が足りない中で、オール電化を考えてみると、とても怖い結果になるのである。
深夜電力を使う為に消費者は、安くエネルギーを得られるから、電気温水器を買う為に
いわゆる新たな投資をする訳であるが、現在では電気温水器だけではなく、深夜電力を使う
蓄熱式暖房器など、深夜電力がなければお得にならない設備が増えて、電力会社側は
深夜電力が足りない理由から、深夜電力料金制度を止める訳には、いかないのである。
本来であれば、余剰電力がなくなった時点で、新規の顧客を作らず増やさなければ
このような余剰電力不足は起こらなかった筈だが、公共性のある電気事業制度であるから
貴方は良いですが、貴方は駄目とは言えない法律があり、公平性が保たれているので
もしも一部の人達だけが、安い電力でエネルギーを得られ、他の人は高い料金を払い
エネルギーを得る事があっては、正に、違法行為となるから、多くの人達がオール電化を
望めば望むだけ、発電所はどんどん作られ続けてしまう、電力不足の無限ループとなり
作っても作っても足りない、電力発電地獄に日本国全域は陥るのであります。
深夜に使う電力の方が、日中より増えてしまう、電力使用量の時間帯別の逆転現象が
現在の日本国に起きた場合には、現在と反対に、日中だけ電力料金が安い制度が出来る
そんな可能性も出てきますし、そうなれば、太陽光発電からの買電価格は、更に安くなり
15年で元が取れるとの売り込みでブレークしている、太陽光発電装置の償却年数は
ドンドンと伸びて、20年経って設備の太陽光発電装置の、寿命を向かえて発電しなくなっても
まだ、設備投資した借金は返済できず、何も生まない発電機モドキに、金を支払う現象が
日本国の世の中に起きる可能性もある訳なのです。
しかも、太陽光で発電した電力は、電力会社に売られるのですから、電力の生産が過剰になり
電力を家庭で作れば作るだけ、自分達の首を絞めてしまう結果となり、一方では深夜の電力が
足りないのですから、発電機の出力を細かく調整するのは、コストが掛かり出来ませんから
日中の電力は垂れ流され、捨てられ続ける結果になるのであります。
ですから、前に記事にして言ったように、余った電力は安く売り、使い切るのではなく
高性能で高容量な蓄電池に電気を貯めて置き、必要な時に必要な分だけを取り出して
みんなで公平な料金で使えば、電力発電地獄には陥らないのであります。
電力会社が余っていない電力を売り続ける事は、ある意味では詐欺行為と等しいと言っても
過言じゃないのかも知れませんが、違う見方をすれば、電力会社は人々に良かれと思い
始めた事が反対に仇となり、止めるに止められなくなった、被害者なのかも知れません。
日本国政府は、その事を解決すべく方策を練る必要があり、家庭での電力消費量を減らす
国策事業を早い段階で行わないと、日本国は、二酸化炭素排出増加地獄と、原子力発電所から
常に出され続けている、高レベル核廃棄物地獄に陥りながら、なんの為に人々は日本国に住み
日本国で生活をしているのかが、まったく分からなくなる、わからん地獄と成り果てて
貴方は今の生活をしていて楽しいですかと聞いても、分からんと返事しか帰ってこない
誰の為に働きお金を稼いでいるのか、誰の為に生きているのかもハッキリとしない
何かを消費して金や幸せまでも消えて行く、つまらない日本国になってしまいます。
オール電化に潜む影とは、巨大な深夜電力を使う温水器と、巨大な熱エネルギーを生む
蓄熱暖房器の集合したお化けに、包まれた時に昼夜逆転現象が起こる可能性を
多くの日本国国民が知っておくべきだと思うのであります。
おわり