リサイクル会社、未公開株で34億集金 「上場予定」直前 全社員が“失跡”
3月2日8時1分配信 産経新聞
「近く上場予定で株の値上がりは確実」として、自社の未公開株の譲渡を持ちかけた
東京の廃棄物リサイクル会社の全社員が、「上場予定」としていた2月直前に“失跡”
していたことが1日、分かった。
株主らによると、未公開株の購入者は少なくとも約450人で、
同社は1年で約34億円を集めたという。同社と連絡が取れない状態で、
株主からは「大がかりな投資詐欺では」として刑事責任を追及する動きも出ている。
この会社は、東京都千代田区東神田の「フジソーテックス」(北条道彦社長)。
株主らによると、北条社長の指示で、平成19年秋ごろから
20年12月にかけて未公開株の譲渡が行われた。
「株式上場準備室」の社員らが「21年2月までに上場します。
今買ってもらうと必ず値上がりします」と電話で勧誘し、
北条社長の持ち株を1口(10株)50万円で売却していた。
準備室の社員の中には元プロ野球選手もいたという。
同社は投資を募る際、廃プラスチックから油を再生する装置を製造・販売している-と宣伝。
取引先として大手企業を挙げていた。
しかし、大手企業への販売実績はほとんどなく、実際に装置を製造していたかも不明。
21年1月に各株主にあてた文書で北条社長らの失跡が報告されたという。
その後、東京都中央区の広告サービス会社社長が筆頭株主となり、
現在は「社長代行」となっている。
社長代行は産経新聞の取材に対し、「口座の残高はほとんどなく、
出資元金の返還は難しい」と説明している。
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■電話で巧みに勧誘
「フジソーテックス」に大金を投じた株主らはいったんは出資を断りながら、巧妙に勧誘されていた。
「21年2月に上場予定。今なら格安で株を分けることができます」
平成20年7月、大阪府内の50代男性の自宅に、フジソーテックスの株式上場準備室から
電話があったが、男性は「不審な勧誘のたぐいか」と断った。
その直後、今度は株式ブローカーを名乗る男から電話があり、
「未公開株を高く買います」と持ちかけられた。
男が「優良株」として挙げた企業の中に「フジソーテックス」の名前があった。
「そこなら、10株300万円でも買います」。
フジソーテックスが提示した譲渡額は1口(10株)50万円。
「そんなにいい株なら」と、男性は8月までに計250万円を投資した。
年が明けた1月下旬、経営陣の失跡を知らされた。
男性は「株券は紙くず同然なのか」と困惑する。
複数の株主から相談を受けている藤森克美法律事務所(静岡市)によると、
大半が、上場準備室の勧誘後に「ブローカー」が買い取りを持ちかけてくるケースだった。
8000万円をつぎ込んだ人もいるという。
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これこれ、この投資詐欺、やっと事件になりそうですね。
どう考えても詐欺でしょう、プラスチックが発明されてからの、長い歴史があり
原油の枯渇や、変動が激しい価格に悩まされ続けている、現状があるのですから
多くの企業が自社製で、真っ先に取り組み出すでしょうし、廃プラスチックから原油が
効率よく精製される仕組みがあれば、金儲けに目がない、大手企業や財閥会社が
黙って見ている筈もなく、自社製の巨大プラントを構築して、世界のシュァーを
完全に握っている事でしょうね。
結局は、金が余っている馬鹿が、詐欺師に騙されて、金を抜かれているだけの話で
金儲けの話しに飛び付いて、損をしただけの、被害者なしの事件なのでありましょうね。
今回の業者については、以前からマークしていましたが、社員が全員失踪するなんて
人々が、なかなか考え付かないような、と言うか、あまりにも古典的すぎる
詐欺の手法なので、裏をかかれて、見事に一本を取られた、そんな感じがしています。
私の所にも、郵送でパンフレットが送られて来ていました、封を開けて中身を見た瞬間に
ベリベリと破って、ゴミ箱に捨てましたが、本気になる人がいるなんて
本当に信じられませんが、騙された人は、相当にお金を持っている人達なんでしょうね。
日本国はお金がなくて困っているのですから、そのお金を国庫に寄付して下さいな。
お国の担保は、円天国債発行になりますが、是非、是非、損はありませんから
こぞって、大量に巨額に買って下さいな。
原油のもうけ話が本当なら、東京湾の夢の島は、プラスチックを求める人達でごった返し
まるで、潮干狩りをする人達が大勢集まる、干潟の様相を見せて、あちらこちらが掘り返され
穴だらけになっている事でしょうね。
大儲け話の夢の島は、結局は夢の島で
おわり