店頭でカブが安く売られていると、わぁ、安いわ、買いだわと
飛び付かれるのは、おそらく家計を預かり家庭を守る主婦の皆様でしょう。
だがしかし、カブを買ったは良いけれど、カブを使った料理を考えてみたら
なんともバリエーションが少ないくて、食卓を飾るメーン料理としての
食材としては、なかなか難しい訳でありまして、千枚漬け、ふろふき大根ならず
ふろふきカブ、カブの粕煮、カブのシチュー、カブのおでん風煮、とかとか
あまり料理が浮かばないものでして・・・
まぁ、カブと言えば、定番のとも言えるあのカブが思い浮かぶのでありまして
商用、ちょい乗り、ツーリング等々、実用車でありながらも名車中の名車であり
ワンinワンからの排気音はとても静で、泣く子も黙って寝てしまう様な静粛性
その格好良さから初心者から上級者、若者からお年寄りまでの幅広い層のファンが
日本中の至る所に存在しており、街中を走る姿を見た者は、思わず手を合わせ
拝みだす者や、口々に有り難い有り難いと、崇めたて祀る人も出る始末
バイク乗りの憧れのマシーン、リーズナブルな値段でありながらも
なかなか手が出せない不思議な力を持つ、ロングセラーのホンダスーパーカブ
燃費の良い4サイクルエンジンは、非力な円心クラッチでありながらも
ギャーBOXから踏みやすく出ている、そのチェンジペダルを使いこなせば
3速に入った頃には、ライバル達を置いて行く早さを魅せ、無敵のブッチギリの早さに
多くの人は快感を憶え、そしてまた、アクセルを大きく開きながらギャーを入れると
スピンターンもウイリーも出来てしまうモンスターマシンに変化する。
勿論、春や秋の気温が低い時の、ロングツーリングにも最適であり、バイク乗りには
大敵でもある、ヒザに当たる風は独特のカウルで冷気を遮ってくれて
オプションとして手や指を、寒風から守ってくれるお洒落で、すごく温かい
ハンドル取付けカバーも、デザインも形なども豊富に存在している
指がかじかめば、ブレーキレバー操作やアクセル操作にも支障が出るので
安全面にもしっかりと配慮されたマシーンなのである。
ただ、クリアーシールドを前面に取り付けてしまう、残念なライダーがいて
それはとてもカブ乗りとは言えない、邪道な者ではないかと思うのである。
最近は黄土色をした、大きな四角い布製のバックを後部に乗せた
クリーニング屋の姿をさっぱり見かけなくなってしまったが
彼らのグループに、なにかあったのだろうかと、とても心配になるのでした。