パート・派遣社員問題を少し違う角度から覗いて見ることにしましょう。
派遣会社(営利組織)があり、そこに所属(登録)している個人について話をはじめてみよう
あくまでも、派遣会社と登録している個人との間に労使関係が結ばれており
派遣会社に登録している個人を、他の会社に派遣する事により、派遣会社は
その登録している個人が稼ぎ出す金銭から、派遣会社側の利益と成る利益分を差し引き
派遣会社から個人へ支払われる労働賃金として渡されているのが、世間にある一般的な
派遣会社と派遣社員と成っている個人との関係でありましょう。
上記の様な条件として、派遣会社に登録(席を置いている)人は以下のように成るのでしょう
個人と派遣会社との互いの利益関係があり、そこに、人件費削減を求める企業があって
安い単価で働かせられる道具を持っている企業から、労働力(ロボットみたいな)を買って
その物に対する使用料を、企業は派遣会社に払っているだけで、そこに、正社員を雇って
働かせている時よりも、派遣会社から労働力を買う事から、人件費等々が浮き利益が生まれれば
営利を目的としている企業なのですから、派遣会社に求める利益に需要と供給の原理が大きく育ち
ならば、正社員など減らそうとリストラを実行し、無職となった労働者を増やす結果に続き
安かろう悪かろう労働者は、引き合いもなく派遣会社の登録から、やがては抹消されて、
組織に属さないフリーターや就労意欲のないニートへと変わって行くのでしょう。
そもそも、人材派遣会社と言うものは、他人が稼いで来る金を目当てにして成り立つ企業であり
働いた分の労働賃金は、直接労働者に渡されるのではなく、一度、親方の懐には入り
親方が欲しいだけの分を(ピンハネ)差し引かれ、その余りが実際に労働した者に渡る訳で
いわば、スジの入った、昔の土方の親方の商売に似ているのかも知れません。
心身健康な若い衆をどれだけ集められるか(どんな弾を用意出来るか)が、
その企業の力であって、集めた若い衆を求める得意先へ如何に早く必要な分だけ
供給できるかが、利益を上げられる仕組みなのですから、求められたら出来るだけ断らず
多くの需要に答え、それに見合うだけの人材(弾)を用意しなければ成らなく成る訳で、
自由に動かせられる人数を集めながら、相手先の要求も聞きながら、手が足りなくなり
穴を開けない様に、如何に効率よく人材(弾)を回し、利益を上げるかが企業の成長の鍵であり
やがて、他人が持って来る金だけに目が行き、その人材と労働などは、どうせ我々が仕事を
与えなければ働けない者達なのだと、人間として価値がないものとして見下され
派遣会社としては、受注を減らす事に繋がるだろう、賃金アップや労働条件の向上に
まったく力を貸す事もなく、金儲けだけに翻弄してしまうのでありましょう。
昔とは違い、飯が喰えなきゃ面倒を見てくれたりと、そんな優しさもない義理も人情も
恩義もない、需要がなければ使い捨て見たいな、クールな間柄、単なる営利目的だけの
組織に雇われて(半拘束)されて居るのでしょうから、違うのかも知れません。
金を儲けることは悪いことですかと言い放ち
企業家として、人から得て行かねばならぬ信頼も
人でなしと投げかけられる恥すらも
金の亡者だと世間から聞こえるだろう人の声も
本来あるべき公共の社会福祉を基本として創設された多くの企業は
社会に役立とうとする社会福祉的要素すらも斬り捨て
派遣社員を求めては人の稼ぎから金を吸い上げる者を太らせて
派遣に身を置く個人と会社双方に得られる利益は
単に個人の営利目的として動きながら
家族の大黒柱であっただろう その お父さんの仕事を奪いながら
収入が少ないからとパートに出る お母さんが外で一生懸命働いて
あの人は安い賃金で働いてくれるから 正社員を一人リストラしましょうと
底知れない落とし穴に 皆は落ち メビウスの帯の上を歩いている
派遣社員制度は、今直ぐ廃止すべき
残すのであれば、派遣社員を動かす者の収入に重税を課すべき
そもそも そんな 人の稼ぎで 利益を上げるカスリ達に
認可を 与えた 日本政府の方策が悪い
だから こんなに変な日本になってしまったのだ
きっと いつものように 天下り達が どっぷりと関わっているのだろう。