≪ジェイシー・リー・デュガード誘拐事件≫ガリドー夫妻が有罪を認める | RE:SUKI

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考えましょう

悪夢の18年間の後、2009年年8月26日、Jaycee Lee Dugard(ジェイシー・デュガード)さんは、自由の身となりました。そして、1991年6月10日に発生した誘拐・監禁・強姦事件の1つの結果が2011年4月28日木曜日に出ました。

事件については以前少し書いていますが、フィリップ・ガリドー(Phillip Garrido・59)と妻のナンシー(Nancy Garrido・54)の両被告が有罪であることを認めました。カリフォルニア州エルドラド郡の上級裁判所(Superior Court)の広報官によると、6月2日に正式に文章として出されるようです。

■2009年の記事「≪米カリフォルニア≫少女監禁事件」
http://ameblo.jp/sukinakoto/entry-10333651142.html

この判決により、フィリップ・ガリドーは懲役431年の刑を受け、残りの人生の全てを刑務所で過ごすことになります。妻のナンシーは36年後に仮釈放されることになりますが、現在の年齢にそのまま加算すると出所時は90歳です。私は新興宗教の教祖を名乗っていたフィリップ・ガリドーの支配下にあった彼女も、ある意味被害者といえるような気もします。彼女の弁護士も「チャンスはある」と伝えています。




これほどの犯罪を行ったフィリップ・ガリドーの罪はもちろん重いわけですが、被告がGPSを付けられ警察の監視下にあった中で事件に巻き込まれたジェイシー・デュガードさんと彼女の2人の子供(AngelさんとStarlitさん)に対し、2009年カルフォルニア州は和解金として2000万ドル(当時のレートで18億円)を支払うと発表しています。

Alyssa(アリッサ)という偽名で連れてこられたことから救出された現在30歳のジェイシー・デュガードさんは、この判決にどのような感情を抱いたのでしょうか?18年間彼女が見ていた悪夢に、また1つの光が差し込んだようにも思えます。


アメリカでは40秒に1人の子供が行方不明になっているという報告も…


■彼女が18年間住んでいた劣悪な環境の小屋
Jaycee Lee Dugard lived in horrible conditions for 18 years.