「本船、現在、風下側に船いますが、
臭いのほうがすごく漂ってきております。」
２０１０年１月６日、「第２昭南丸」と衝突し沈没と発表されていた「アディ・ギル号」（Ady Gil）は、船体から油を流出させながら、南極海上を漂っていました。 そして、ボーガンの矢４本が回収されています。
これは、２０１０年１月８日に撮影された写真です。
ゴミの不法投棄のようなものですかね？
クジラは守るが、自然はどうでも良いということなのでしょうか？海上の油により、海鳥や水中の生き物が死んではいませんか？シー・シェパードの行動は、矛盾しているように私には思えます。
なぜ、シー・シェパードは日本の食文化を否定するのでしょう？
そして、調査をも妨害するのでしょう？
日本人はクジラを大切なものと考えながら、生きるための１つの食料と判断してきました。それは、世界の人々が牛や豚、そして鶏や虫・野菜など、自然の恵みから力を分けて頂き、生きることと同じです。
日本は、国土の全てを海に囲まれています。ですので、日本の歴史の中、人々が海の生物を生きる上での糧としてきたことは、ごく自然なことに思えます。
しかし、現在の日本人は、一部の地域を除き、ほとんどクジラやイルカを食べません。捕鯨を制限などする世界の動きに日本が対応した結果、現在の「あまり食べない」という生活様式になったのです。
それでも、海沿いに生活する人々は、資源に頼り生きています。
それが、文化であり生活の一部だからです。
これは世界各地に見られることです。
（クジラを食べる国の一部）
・米国・アラスカエスキモー
・米国ワシントン州マカ族
・ロシア・チュクチ先住民
・ロシア・チュクチ先住民
・デンマーク・グリーンランド住民
・セント・ビンセント（ベックェイ島沿岸）
・ノルウェー
・フィリピン（フィリピン沿岸）
・インドネシア（レンバタ島）
・カナダ（北極海沿岸住民）
・中国沿岸部（報道：死んだ巨大クジラ：住民が肉を奪い合い ）
・韓国（報道：違法捕獲のクジラ肉、蔚山の冷凍倉庫から大量押収 ）
■Ｑ：日本ではどのような種類の捕鯨を行っていますか？
「網走、鮎川、和田、太地、函館で沿岸小型捕鯨が行われています。現在でも捕鯨は地域共同体の中で、社会・経済・文化的に重要な意味を持ち、米国やロシアの先住民捕鯨と同様の性格を多く含んでいます。ところが、1988年に日本国内でIWCの商業捕鯨モラトリアムが実施されて以来、小型捕鯨地域ではそれまでの主な捕獲対象種であり、今でも資源量が豊富なミンククジラの捕獲が行えなくなりました。現在は、IWCの管轄外のツチクジラ、ゴンドウクジラ、ハナゴンドウの捕獲を日本政府の管理下のもとで細々と行っています。沿岸小型捕鯨の年間捕獲枠はツチクジラ66頭、タッパナガ36頭、マゴンドウ50頭、ハナゴンドウ20頭と厳しく制限されています。 」
（参考・引用 日本捕鯨協会）
http://www.whaling.jp/qa.html#02_01
http://www.whaling.jp/qa.html#02_02
これらの国がクジラを普通に食べるようになると、どうなるでしょう？
牛や豚、そして鶏などの流通が減るかもしれません。
クジラを食べない国からすると脅威です。逆に、制限によりクジラを食べることがほぼない私たちの食生活は、クジラにより劇的に変化するかもしれません。国内自給が安定し、仕事も増加するかもしれません。
それが困る人々がいることだけは、間違いのない事実です。
大きな魚の規制も、最近厳しくなりつつあります。
シー・シェパードの行動は許されるものではありませんが、今回の事故の結果、報道されている「日本＝悪」のイメージ操作の裏に、誰がいるのかを考えるべきだと思いました。
とりあえず、南極の海が汚れるので、捨てた船はすぐに回収して欲しいと思いました。クジラだけが自然ではありません。もっと大きく他の面にも目を向けてみてはどうでしょう？
自然のものを戴いているという感謝を忘れずに食事はしましょう
■沈没? 漂流するAdy Gil号
（致死的調査について）
http://www.whaling.jp/qa.html#05_01
（クジラの水銀関連の話など）
■これからママになるあなたへ
http://ameblo.jp/sukinakoto/entry-10173883752.html
（クジラと日本沿岸部の人々との昔話）
■「鯨石」
http://www.youtube.com/watch?v=MAVMPAiptGE
（日本人も『普通』
になるべき？）
■アニメ（過激なので注意・コメント右下で消せます）