前回の記事からの続きです

 

 

タダでもらったスーパーカブに載せる

やはりタダでもらったエンジン

バラバラに分解して

 

 

 

 

さて、それでは各部品点検・清掃して組んで行こうかと思っていたところに

 

そのエンジンを譲ってくれた友人のカブ主さんから

 

「使ってない未使用のハイカムあるからあげるよ」

 

 

 

ハイカム!?

 

なんと誘惑に満ちた語感ラブ(笑)

キラキラキラキララブラブ

 

 

で、もらってしまったてへぺろ

 

左がノーマル、右が未使用ハイカム♪

 

 

なんというか(((^^;)

 

ボロカブが復活出来ればいいや、

くらいに考えていたレストア計画に狂いが、、、

 

もとい(笑)

 

欲が湧いてきたぞグラサン

 

 

元から75ccピストンが組まれていて

そこにハイカム入れるとなったら

 

そりゃあ

 

…キャブも換えないとダメでしょお上差し

 

(当然そうなるよね? 笑)

 

 

で、当然の帰結として(?)

予定に無かったキャブを購入してしまった爆  笑

 

右がノーマル、左が少し大き目のキャブw

 

ボア径19mmのもの

 

安かったし(^^ゞ

 

 

 

 

カブで最高速狙いとか目指すつもりは全く無いけど

ツーリングで越えなければならない1,000m級の峠を登りきるためには

やはり吸気系まで手を入れておかないと、

うん( ̄▽ ̄)

 

などと自分に言い訳をして(笑)

ちとエンジン強化計画に路線変更てへぺろ

 

 

 

でわでわ

その線で(どの線だ?w)組んで行くとするか

 

 

まずは地味ーいなガスケット剥がしから(^^;)

 

固まってるガスケットをスクレッパーで削いで

 

で、オイルストーンで仕上げる

 

どのガスケットも硬化しまくってたので

ひたすらこれの繰り返し

 

あー、しんど( -。-) =3

 

 

ガスケットを全部剥がし終えたら次は

 

ヘッドの燃焼室周りがカーボン溜まりまくりだったので

 

キャブクリーナーで溶けるとこまでカーボンを落としてみる

 

スプレーして浮いてきた汚れをゴシゴシと

 

結構落ちた

 

 

で、この後 各部品洗浄・・・

と、その前に

 

キャブを換えるとインマニも換えないとダメなので

キャブの口径に合わせてインマニを追加購入したのだけど

 

当然インマニも口径が大きいので、

シリンダーヘッドの吸気ポートのとこがこうなる

インマニのガスケットを吸気ポートに合わせてみると、こんなにも口径が違う

 

このままでは吸気の流れが壁にぶつかってせき止められて、キャブを大きくした意味がなくなるので

 

これではダメでしょバツレッド

 

というわけで

 

削る!(笑)

 

久々だなあ、削るの照れ

 

こーゆー作業は好きよラブラブ

 

 

リューターで削ったらペーパーでシコシコと仕上げる音譜

 

完成!

 

うーん

いかにも素人のヘボチューニング感が草(^^;)

 

いいのいいの

インマニとの段差が無くなれば、ネ

 

別に最高速狙うわけじゃないし(しつこ)

 

 

さあて

切り粉もいっぱい出たので

 

全部の部品を洗っていきますか

 

 

部品洗浄は人によってやり方違うと思うけど

 

自分は昔からガソリンで洗う!

なんか最近やたらとガソリン価格上がってるから、コスト的にメリット無くなってきたけどタラー

 

奥の方までブラシでゴシゴシと

それにしても、

 

クサイ(~_~;)

 

現役の時は毎日のようにやってたから大丈夫だったけど

(中毒になってたとも言うw)

 

なんか、頭が痛くなってきたぞ"(-""-)"

(なのでオススメはしませんよ)

 

 

ゴシゴシしたらエアブロー

ガソリン洗浄のいいところは灯油洗浄と違ってエアブロー一発で油切り出来る点

 

ほら、キレイになったキラキラ

 

燃焼室側もね

 

シリンダーなんか新品みたい

 

 

クランクケースもキレイに

 

 

 

さて、すべてのパーツがキレイになって

組み立て始めるか

 

というところに

 

またまた友人のカブ主さんから素敵なプレゼントが

 

「4速ミッションあるからあげるよ」

 

 

4速ミッション!!ラブラブラブ

 

 

解説します

 

カブの標準は3速です

 

頻繁に発進・停止を繰り返す新聞配達とか

町内の出前とか

 

そういう実用目的で作られたカブは、運転のしやすさを重視して3速が標準

 

でもね

 

私はこれでツーリングに出掛けて

1,000m級の峠を越えなきゃあいかんのです

(しつこい  笑)

 

峠を登るには3速ミッションではかなりキツイと思われ

 

1速では吹けきり2速ではトルク不足、とかね

 

そりゃあ4速は欲しかとですラブキラキラ

 

 

というわけで、ありがたくいただくグッ

 

 

持ってきてくれたのは、聞くところによるとセル付きリトルカブの部品剥ぎ取りされた残りの腰下部分で

 

自分は詳しくないので知らなかったけど

「多分そのまま組み替えられるハズ」

とのことで

 

 

とにかく

ケースを割って4速ミッションを取り出す

 

 

で、「そのまま組み替えられるハズ」という言葉を信じて

組み立て開始

 

4速ミッション IN!

 

ちゃんとギヤが4組ありますね照れ

 

 

よしよし音譜

・・・と組んでいったんだけど

 

シフトカムの部分を組み始めて気付いた

 

あれ? この穴は何??

 

なにしろカブのエンジンは初めてだし、4速ミッションの元の状態を見たことないのでしばし考え込む。。。

 

     ひらめき電球

 

そういえば元の3速ミッションはこうで4つの穴にピンが入るけど

(写真はピンを抜いてある)

 

そうか、3速は4本ピンで4速は5本ピンなのかな?

 

で、持ってきてくれたミッションはリンケージ周りがバラされてたので1本だけ抜け落ちてしまったのだろう(多分)

 

ということで、元の3速用のピンを空いてる穴に差し込んでみる

 

 

あれ?

 

長過ぎて突き出ちゃうぞ??アセアセ

 

 

 

 

それにピンのとこがどうにかなったとしても

ここに付ける手裏剣みたいなカムプレートは

これは3速だから4枚カムということだよな、

多分

 

1,2,3速とニュートラルで4段のカム

 

ということは、きっと4速用は5枚のカムが付いた別物のはず

 

 

さらにシフトアームも組んでみると

シフトアームが3速用のままでは、

これでは構造的に変速出来ないよなタラー

実際アームを動かしてもピンに引っ掛からないときがあるし

 

これも多分アームは4速用は違うんだろうなあもやもや

 

 

これはきっと

持ってきてくれたミッションから外されて付いてなかった部品が他にあるはず上差し

 

ってことで

友人宅に付いてなかった(であろう)部品探しに行く

 

 

そしたら思った通り

 

カムは5枚羽で

 

シフトアームも先の形状が微妙に違うものだった

上が4速用で下が元の3速用

4速用の方が少しだけピンを動かす切り欠き部分長が短い

 

 

でも例のピンだけは探しても見つからず

 

友人はパーツリストを持ってるので調べてもらったら

やはり欠落していた部分に付くピンだけ他の4本より短いものだということがわかった

 

ならば見つからなくてもいいやウインク

3速用の長いピンは余ってるので、それを切ればいいっしょチョキ

 

 

なんでもパーツリスト上では「4x10」という表示があるそうで

 

長い3速用のピンを10mmにカットすればオッケーOK

 

そういう作業は好きよんラブラブ(2度目w)

 

浸炭焼き入れされて硬度高いのでミニ砥石で切断

 

少し余裕を残して切り落しておいて

 

残りは0.1mm単位でグラインダーで削る

 

で、ピッタリ10.00mm

 

 

シフトドラムの空いていた穴に差し込んでみると

ぴったしツラ位置グッ

 

 

さんざん苦労したけど

 

これでようやく4速ビルトイン!!

 

フゥ。。。

ちゃんと変速出来るぞニヤリクラッカー

 

 

 

ミッションさえ組めれば

腰下の残りは一気に

 

クラッチは元の消耗・劣化具合がわからないのと

エンジンも少しはパワーアップされるので

 

ここは奮発して強化クラッチの新品を投入!

 

強化クラッチとは言え原付は安くてお財布に優しいキラキラ

 

 

 

 

これを取り付けて

 

 

ミッションで少しつまずいたけど

これで腰下右ケース側の完成!

 

 

 

ケース左 ジェネレーター側は

 

ジェネレーターからの配線がなぜかブッタ切られていたのでタラー

切断されていた線を長さ延長してギボ端取り付け修正

 

で、

そのジェネレーターを組み込んでフライホイール取り付ければ左側も完成

 

 

ちなみにドライブスプロケットは

ノーマルの13Tに対し、ネットで見てると排気量UPカブは16Tとかが人気のようなんだけど

 

自分は最高速狙いではなくとにかく峠登り重視なので

 

とりあえずはリトルカブ用の14Tでそのまま試してみることに

 

リトルカブは14インチホイール、

対してスーパーカブは17インチ

 

ホイール径3インチ差の分があるので、それでも標準リトルカブよりはハイギアレシオ化にはなっているし、

という判断

 

 

 

さてこれでなんとか腰下の組み立ては完了ニコニコ

 

続けてピストン/シリンダー/シリンダーヘッドの組み立てへと進むわけだけど

 

それら腰上組み立て編は次回にまとめたいと思います!


 

【8/26追記】

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